長崎県壱岐市の春の風物詩、北帰行するマナヅルが羽休めする姿が市内で見られるようになった。ツルの観察などをしている壱岐自然塾の永村春義代表によると、例年より1週間ほど早く、ピークは今月後半という。
マナヅルは鹿児島県の出水平野で越冬し、繁殖地のシベリアなどに向かう。壱岐の平野や新田などには、2月末ごろまで姿を見せ、翌朝飛び立つことが多い。9日は石田町の夕部新田に約50羽が飛来。餌を探して田を突いたり、車の音などに驚いて一斉に飛び立ったりする姿が見られた。8日も150羽の姿があった。
永村代表は「壱岐で翼を休めて無事に繁殖地へたどり着いてほしい」と話した。
北帰行のマナヅル 長崎・壱岐で羽休め 春の風物詩
- Published
- 2024/02/13 12:05 (JST)
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