大坂なおみ、3大会ぶりの勝利で初戦突破。ガルシアに全豪OPのリベンジ果たす[カタール・トータルエナジー・オープン]

大坂なおみ、約1年11ヵ月ぶりにトップ50から勝利

現地2月12日、女子テニスの「カタール・トータルエナジー・オープン」(カタール・ドーハ/WTA1000)シングルス1回戦が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク747位)は全豪オープン初戦で敗れている第15シードのキャロライン・ガルシア(フランス/同21位)と対戦。7-5、6-4のストレートで破り、3大会ぶりに勝利を挙げた。

昨年7月に第1子となる娘を出産した26歳の大坂は、今季開幕戦となった「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/WTA500)で約1年3ヵ月ぶりにツアー復帰。初戦で白星を飾ったものの2回戦で敗れた。

そして、今年最初のグランドスラムとなった「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)では、この日対戦したガルシア(フランス/同21位)に4-6、6-7(2)で敗戦。前週の「ムバダラ・アブダビ・オープン」(アラブ首長国連邦・アブダビ/WTA500)でも、2022年全豪オープンで準優勝している元世界ランク7位のコリンズに敗れており、2大会連続で初戦敗退を喫している。

6年ぶりにカタール・ドーハでの試合を迎えた初戦の相手は、全豪オープンで敗れたガルシア。序盤からガルシアがサービスゲームでリズムを作り、リターンゲームではプレッシャーをかけてくると、第5ゲームで大坂はブレークを許してしまう。それでもパワフルなショットは健在で、ガルシアに負けじとリターンから攻め込んで3-5から4ゲームを連取。7-5で第1セットを奪う。

第2セットも互いにテンポ良くポイントを獲得。締まった展開の中、大坂はコート深くへの鋭いショットを放ち、ガルシアのミスを誘う。だい10ゲームでブレークに成功し6-4。全豪オープンのリベンジを果たし、約1年11ヵ月ぶりにトップ50から勝利を挙げた。

試合後には、「今日は本当にタフだった。久しぶりにここに来て、みんなに会えてすごく刺激になった。日本の国旗、ハイチの国旗がたくさんあって、ありがとうと言いたい。私にとってとても意味のあること。みんなの前でプレーできて本当にうれしい」とコート上で述べた。

2回戦ではペトラ・マルティッチ(クロアチア/同67位)と対戦する。直接対決は大坂の1勝0敗。2014年7月以来、約9年7ヵ月ぶりの対戦となる。

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