英経済、リセッション入りの有無は重要でない=中銀総裁

[ロンドン 12日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は12日、今週発表される昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)がマイナス成長となり、定義上の浅いリセッション(景気後退)に入ったとしても、あまり重視しないと述べた。

総裁はイングランド中部ラフバラー大学での講演後の質疑応答で「2四半期連続でマイナス成長になったとしても、とても浅い(リセッション)だろう。私はそれ以降の指標が改善の兆しを見せていることの方を重視する」と述べた。

ロイターのエコノミスト調査では、第4・四半期のGDPは0.1%程度のマイナス成長が見込まれている。第3・四半期も同程度のマイナスだったため、予想通りなら「2四半期連続のマイナス成長」というリセッションの定義を満たすことになる。

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