地球環境を守るために私たちにできることは何だろう。そのヒントを楽しく学べるイベント「神戸プラスチックネクスinコープこうべ」が17日、神戸市北区のコアキタマチショッピングセンターで開かれる。参加無料。
神戸市などでつくる「神戸プラスチックネクストつめかえパックリサイクルプロジェクトチーム」などの協力を得ながら、生活協同組合コープこうべが開催。多様な海洋ごみやリサイクルなどについて学習できるカードゲーム（午前10時半からほぼ30分刻みでスタート）や、スマホで操作するプラスチック樹脂判別センサーによる分別の体験、プチプチ（気泡緩衝材）を利用して雨よけのポンチョを作る工作など、子どもから大人まで楽しめるコーナーが並ぶ。
【写真】懐中電灯？ではないのです。リサイクルに役立つ秘密兵器
また、同市とコープこうべなどの企業が協力して進めている、シャンプーなど日用品の使用済詰め替えパックを元の製品に使える品質まで戻した上で再利用する「水平リサイクル」について学べるブースでは、詰め替えパックを破砕してフレーク状にしたものを間近で観察できるほか、資源の循環の仕組みについて担当者が詳しく教えてくれる。ブースで学んだ人を対象に、洗剤やシャンプーなどの詰め替え商品などが当たるガラポン抽選会も。
そのほか、神戸市のごみ分別でおなじみの「ワケトン」、コープこうべの「コーピー」、生活用品大手ライオンの「ライオンちゃん」の各着ぐるみも登場。人気キャラたちと交流しながら写真撮影もできる。
神戸市などは、2021年10月から市内にあるスーパーなどの小売店舗75店舗に詰め替えパックの回収ボックスを設置。昨年末の市の発表によると、詰め替えパックの回収量は2年で約2.76トンで、前年度と比べ、集まった量は約1.4倍増えたという。
今回のイベント会場にも回収ボックスが設置され、使用済み詰め替えパックを持参した人にはプレゼントも。神戸市環境局業務課の清水充則さんは「回収ボックスを設置している小売店舗ごとにポスターを刷新するなど、それぞれの店舗で回収量を増やすための工夫や取り組みを行ってもらっている。イベント開催などによっても回収量が増加している」と話している。
イベントの問い合わせはコープこうべ くらしの情報センター、電話0120-44-3100。
