ファビ・レイナのプロジェクト“レイナ・トロピカル”、マヌ・チャオの曲名を冠した1stアルバムを発表

メキシコ生まれ、テキサス育ちのギタリスト / シンガー / ソングライター / プロデューサーのファビ・レイナによるソロ・プロジェクト“レイナ・トロピカル”(Reyna Tropical)が、サム・ゲンデル、チン・ベルナルデスなどを輩出する「Psychic Hotline」と契約しデビュー・アルバム『マレグリア』を3月29日(金)にリリースします。

コンゴ、ペルー、クンビアのリズムのほか、メキシコ人ギタリストで国民的歌手であるチャベーラ・バルガスからの音楽と文化的伝統から大きな影響を受けて現在に継承したファビ・レイナ。先駆的なギタリスト / ソングライターである彼女のレンズを通して作り出されるサウンドは、女性的な官能性や地球との意図的な関係がもたらす変容力などのテーマを横断したものです。アルバム発売に先駆けて公開されている「Cartagena」でも、サウンドに多層的なリズムやヴォーカルが明るく彩る中、大地と彼女との間に信頼と思いやりが交わされていることが伝わります。

また、1998年、マヌ・チャオが発表したアルバム『クランデスティーノ』に収録されている同名の曲から生まれたアルバム名は「ほろ苦い」という意味で、スペイン語で「悪い」を意味する「mal」と「幸福」を意味する「alegría」がブレンドされたものとのこと。トロピカルなギターとマリンバが織りなす軽快なトラックがリスナーに幸福をもたらす一枚となっています。

レイナ・トロピカルは、2016年にファビ・レイナとネクタリ・“スモヘア”・ディアスとのユニットとして結成。2018年のシングル「Niña」がNPR Alt.Latinoの「Songs We Love」シリーズで紹介され、多くのファンを獲得。ボンバ・エステレオのUSツアーをサポートし、CumbiatónやコロンビアのBaile Sagradoなどの主要フェスティバルなどにも出演しました。その後ディアスの死去に伴いレイナのソロ・プロジェクトとして進行。今作『マレグリア』はデビュー・アルバムでもあり、ディアスとともにそして彼の死を通じて制作された集大成的な作品となっています。

© 株式会社シーディージャーナル