再び契約満了迫るクロースが自らの将来に言及…ドイツ代表復帰の可能性にも触れる「まだ決断はしていない」

去就注目のクロース[写真:Getty Images]

レアル・マドリーの元ドイツ代表MFトニ・クロースが今後について語った。クラブ公式サイトが伝えた。

2014年にバイエルンから加入して以来長らくマドリーの中盤を支えてきた34歳のクロース。昨シーズンは契約を更新するのか、満了してそのまま引退を選ぶのかの決断に注目が集まったが、結局1年の新契約を締結し、今シーズンも好パフォーマンスを発揮している。

そんなシーズンも折り返し、再び契約満了が迫る中、クロースはチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16、ライプツィヒ戦1stレグの前日記者会見に出席し、自らの将来についてコメント。胸の内を明かしている。

「まだどうすればいいかわからない。まだ何も決めていない」

「多くの人が僕にもう1年プレーしてほしいと思ってくれているのはとても嬉しいし、ポジティブな兆候だ。気分は良いけど、まだ決断はしていない」

また、引退も意識するベテランの領域に突入しながら、素晴らしいシーズンを送れている点にも言及。メンタリティの重要性を伝えた。

「モチベーションが一番重要だ。10年前と同じように勝ちたいという気持ちを今でも持っているかどうかが大事だ。そうでなければ、34歳まで十分にプレーすることはできない。それに体は機能しているし、しっかりケアするよう努めている。肉体的なレベルで言えば、3〜4日おきに全力を尽くすことができる」

「物事はうまくいくものだし、そうなるのがいつだって良いことだ。最も重要なのは自分の体をしっかりケアすることと、常に同じモチベーションを持つことだ」

さらに、2021年夏のユーロ後に引退したドイツ代表復帰の可能性についても触れ、完全には否定せず。自国開催のユーロ2024に出場する可能性を残した。

「僕は決断を下さなければならないし、自分が何をするのかよく考えなければならない。それはたくさんのこと、僕の気持ちだったり、個人的なプランによって決まる…僕はいつだって非常に高いレベル、可能な限り最高のレベルでキャリアを終えたいと言ってきた。1年前に下した決断には今でもかなり満足している」

「今はこの瞬間を楽しんでいるし、とてもうまくいっているから、決断するにはもう少し時間がかかる。復帰の可能性はある。ただ、契約更新と同様、現時点ではわからない」

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