サッポロも酎ハイの度数抑制 ストロング系に健康リスク

ドン・キホーテ中目黒本店の缶酎ハイ売り場=9日

 サッポロビールがアルコール度数8%以上の「ストロング系」と呼ばれる缶酎ハイの新商品を、今後発売しない方針を固めたことが13日、分かった。健康リスクが問題になっており、販売を抑制する。アサヒビールも既に同様の方針を明らかにしている。ストロング系は安く手軽に酔えるとして需要が根強い。人気商品の多いサントリーとキリンビールの対応が焦点となりそうだ。

 アサヒは「健全で持続可能な飲酒文化を目指す」とする一方、業界内では「アサヒとサッポロは事実上の撤退ではないか」との見方も出ている。サッポロが現在販売しているのは9%の「超男梅サワー」のみ。アサヒも、現在は9%の1商品だけに減らしている。

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