マカオ、春節GW3日目のインバウンド旅客数は21万人超…2020年2月以降の単日最多に

春節GW3日目の夜に開催されたパレードの様子=2024年2月12日(写真:GCS)

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。

 今年(2024年)の春節GWは2月10日〜17日の8日間。マカオ政府旅遊局(MGTO)は連休8日間の総インバウンド旅客数を96万人(延べ、以下同)、単日平均12万人とする事前予測を示している。

 MGTOが2月13日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW3日目(2月12日)のインバウンド旅客数は21万7541人だったとのこと。前年同日との比較では203.8%増。昨年の大晦日(17万4930人)以来およそ2ヶ月半ぶりに新型コロナの影響が生じた2020年2月以降の単日最多を更新した。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の75.3%を占める16万3766人、香港からの旅客が19.1%の4万1456人で、それぞれ前年同日から316.4%、49.3%増。

 3日目までの累計では、総インバウンド旅客数が50万2324人、単日平均が前年同時期から160.3%増の16万7441人に。全体に占める中国本土旅客の割合は72.6%、香港旅客は20.5%。

 なお、インバウンド旅客の入境のピークはGW3日目(2月12日)と予想されており、今後終盤に向けて漸減するものとみられる。GW3日目の夜には祝賀パレードと花火大会が開催され、多くの旅客の吸引につながったとされている。

 参考までに、昨年秋の国慶節GW(8日間)の総インバウンド旅客数は93万2365人、単日平均11万6546人で、これを上回るかどうかが注目される。

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