【兵庫但馬】前編:山陰海岸ジオパークの自然溢れるパワースポットを徹底解説!

  • 目次

山陰海岸ジオパークとは

コウノトリが舞い降りた「ハチゴロウの戸島湿地」

▲豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地、中央にあるコウノトリの人口巣塔

豊岡市立ハチゴロウの戸島湿地は、コウノトリが餌を獲るのに良好な、明るい湿地。

▲戸島湿地に浮かぶ野鳥観察棟(左)

コウノトリの絶滅から保護、そして野生復帰までの長い道のりの取組みに触れる「コウノトリ観光スポット」に行ってみませんか。詳しくは以下をご確認ください。

【豊岡市公式サイト】ハチゴロウの戸島湿地

【Visit Kinosaki 公式サイト】コウノトリ 観光スポット

「玄武洞公園」自然の驚異を感じるパワースポット

「玄武洞公園」は、城崎温泉にほど近い円山川の畔にあり、ユネスコ世界ジオパーク認定「山陰海岸ジオパーク」の自然遺産の代表的な景勝地で知られるスポットです。また、山陰海岸国立公園として国指定の天然記念物にも登録されました。

「玄武洞公園」は、玄武洞、青龍洞、白虎洞、朱雀洞(北朱雀洞、南朱雀洞)の5つの洞で形成されています。中国の神話における天の四方の方角を司る4体の霊獣「四神」の名が揚げられています。

英語でも対応可能な玄武洞ガイド

玄武洞ガイドが一緒に園内を歩き、国指定天然記念物「玄武洞」と「青龍洞」を案内・解説します。

地球・大地の成り立ちや歴史、豊岡市の地形などの話を聞きながら巡ると、面白さが格段に上がります。

【料金】無料

【予約】ガイドによる案内を希望される場合は、事前に玄武洞公園(TEL:0796-22-4774)にご予約ください。

(英語によるガイドも対応できます。)

※なお、ガイド数に限りがございますので、対応できない場合がありますのでご了承ください。

岩石に見られる規則正しい割れ目を「節理」と言い、それが柱のようになったものが「柱状節理」です。

地質学的にも大変重要なスポットになっています。大正15年(1931)、京都大学の松山基範博士により「地磁気逆転」の発見につながる研究が行われ、国際的に地球科学の新しい扉が開かれた重要な場所として知られています。令和4年(2022)に世界の「地質遺産100選」に選定されました。

①玄武洞の見どころ

最も大きな洞窟は「玄武洞」で、玄武岩のみごとな六角形の石の柱「柱状節理」を見ることが出来ます。実は「玄武岩」の名前は、この玄武洞の名称から付けられたそうです。玄武岩の石言葉は、「生命力を高め、魔を寄せつけない」です。

「玄武洞」の地層は、160万年前に起こった二見山の噴火で流れ出た溶岩が冷えて固まる際にできた岩石層です。その後、採石場として人工的に作られた洞穴と掘り残された柱との対比がダイナミックな景観となっています。

大正14年の北但大震災で「玄武洞」は大きく崩れましたが、崩れ落ちた玄武岩は、地元赤石集落の石垣や城崎温泉街を流れる大谿川の護岸などに使われています。

▲秋季開催の「玄武洞公園」ライトアップ

例年の「玄武洞公園」ライトアップは、10月中旬~11月初旬に開催されます。「玄武洞」は天然のホールとして、とても音響が繊細で素晴らしく、コンサート等にも利用されます。自然界での演奏会はとても気持ちよく癒されます。

②青龍洞の見どころ

「玄武洞公園」の中でも特に六角形の石柱が織り成す柱状節理を見せてくれるのは青龍洞です。このような柱状節理は、熱い溶岩が冷えていく過程で収縮してできたもので、溶岩の表面から中心部に向かって伸びています。

「青龍洞」は、高さ33m、幅40mと大迫力の絶壁が広がっていて、池に映る姿が昇り竜のように見えると言われています。

真ん中にある石塔のように、落石しそうで落ちない「合格成就」パワースポットとして人気です。

池の真ん中にある石塔に、小石やお金を乗せられると願いが叶う「願掛け」のパワースポットとして知られています。

➂白虎洞の見どころ

▲白虎洞

「白虎洞」は、正面に水平方向に延びた柱状節理の断面を見ることができます。玄武洞の柱状節理と比べると形状が細いことに気づきます。断面がハートの形状をした石があり「恋愛成就」のパワースポットとして知られています。

④北朱雀洞の見どころ

▲北朱雀洞

➄南朱雀洞の見どころ

北朱雀洞・南朱雀洞脇の岩石を見ると、節理が見られず、表面がごつごつしています。溶岩の表面が急に冷やされて固まったため、柱状節理は余り形成されなかったそうです。

基本情報 玄武洞公園

電話:0796-22-4774 (全但バス・神姫バス共同事業体)

開園時間:9:00〜17:00(最終入園16:30)

休園日:休園日の変更や臨時の休園日あります。ホームページにてご確認ください。

観覧料:大人 個人:500円 団体(20人以上):400円

学生 個人:300円 団体(20人以上):240円 ※障がい者手帳等の提示で本人の入園料半額

後編:山陰海岸ジオパークで自然と楽しめる人気グルメとスイートをご紹介!

前編・後編、2つの記事で山陰海岸ジオパークの魅力を紹介しています。前編に続いて後編では「レストラン&カフェ玄武洞」で地産品食材を使った人気メニュー”を以下で詳細をご紹介します。

基本情報 レストラン&カフェ玄武洞

電話:0796-23-3821

営業時間:09:00〜17:00 (LO16:30)※詳しくは公式HPにて確認ください。

モーニング:09:00〜11:00、ランチ:11:00〜15:00 (LO14:50)

定休日:毎年1月1日、毎年12月31日 その他HPでご確認ください。

駐車場:無料 普通車100台 バス10台

レストラン&カフェ玄武洞へのアクセス

電車をご利用の場合

■JR玄武洞駅前から渡し船が出ています(有料・要予約)。

【渡し船】JR「玄武洞駅」の全但バス停留所前「玄武洞」(往路)と円山川対岸の

玄武洞ミュージアム下(復路)が、船着き場になります。

※乗船される方は、前日か当日に電話(0796-23-3821)にてご予約お願いします。

【遊覧船】玄武洞ミュージアムからミニ遊覧船も運行中です。

※1日4便 10:00・11:00・13:55・15:15(有料・要予約)

円山川を遊覧しながら船上からの「山陰海岸ジオパーク」鑑賞もおすすめです。

アクセス情報 玄武洞公園

車をご利用の場合

大阪・神戸 約2時間30分 ⇒ 中国自動車道(吉川JCT)⇒ 舞鶴若狭自動車道(春日JCT)⇒ 北近畿豊岡道 ⇒ 但馬空港IC ⇒ 玄武洞公園

姫路 約2時間 ⇒ 播但連絡道(和田山IC)⇒ 北近畿豊岡道 ⇒ 但馬空港IC ⇒ 玄武洞公園

京都 約2時間30分 ⇒ 京都縦貫道(宮津天橋立IC)⇒ 山陰近畿自動車道(京丹後大宮IC)⇒玄武洞公園

電車をご利用の場合

大阪(JR山陰本線 特急こうのとり)約2時間30分 ⇒ 豊岡駅(※1 タクシーで約15分)⇒ 玄武洞公園 (JR播但線特急はまかぜ)約2時間40分 ⇒ 豊岡駅※1 ⇒ 玄武洞公園

大阪(特急こうのとり)約2時間40分 城崎温泉駅(※2 タクシーで約10分) ⇒ 玄武洞公園

(特急はまかぜ)約2時間50分 城崎温泉駅※2 ⇒ 玄武洞公園

神戸(特急はまかぜ)約2時間20分 豊岡駅※1 ⇒ 玄武洞公園

(特急はまかぜ)約2時間30分 城崎温泉駅※2 ⇒ 玄武洞公園

京都(JR山陰本線特急きのさき)約2時間10分 豊岡駅※1 ⇒ 玄武洞公園

(JR山陰本線特急きのさき)約2時間20分 城崎温泉駅※2 ⇒ 玄武洞公園

飛行機をご利用の場合 ※東京から(大阪経由)一日2便、コウノトリ但馬空港まで約2時間

東京(羽田)JAL 103便 ⇒ 大阪(伊丹)JAL 2321便 ⇒ コウノトリ但馬空港 ⇒ 豊岡駅 ⇒ 玄武洞公園

■東京(羽田)JAL 125便 ⇒ 大阪(伊丹)JAL 2325便 ⇒ コウノトリ但馬空港 ⇒ 豊岡駅 ⇒ 玄武洞公園

【公式サイト】兵庫県観光サイトHYOGO!ナビ

兵庫県(神戸・姫路・城崎・淡路島など)の観光情報を発信しているひょうご観光本部の公式サイト。兵庫県の日本遺産、サイクリングなどの観光特集はもちろん、温泉文化や日本酒などが楽しめるモデルコースなど、オススメの旅行情報が盛りだくさん紹介されているので、ぜひチェックしてみてください!

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