ソレアがジャイアンツとの3年契約に合意か 地元紙記者が報じる

日本時間2月13日、地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」のスーザン・スラッサー記者は「ジャイアンツとホルヘ・ソレアが3年契約で合意したという話を聞いた」と自身のX(旧Twitter)に投稿した。3年契約をあと1年残した状態でオプトアウト(契約破棄)の権利を行使し、マーリンズからFAとなっていたソレアだが、各チームがキャンプインする直前のタイミングになってようやく契約合意。金額などの詳細な条件は現時点では不明だが、希望通りの3年契約を得ることができたようだ。

キューバ出身のソレアは今月下旬に32歳の誕生日を迎えるスラッガー。2019年にロイヤルズで自己最多の48本塁打、117打点をマークして本塁打王のタイトルを獲得し、シーズン途中でブレーブスへ移籍した2021年は27本塁打を記録。昨季はマーリンズで137試合に出場し、打率.250、36本塁打、75打点、OPS.853で自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。カブス時代の2016年とブレーブス時代の2021年にワールドシリーズ制覇を経験しており、2021年はシリーズMVPにも選ばれた。

ジャイアンツがソレアの獲得に動いたのは、長年にわたって長距離砲が不在というチーム事情があるからだ。2019年以降の5シーズンでシーズン30本塁打以上を達成した打者が1人もいないのはメジャー30球団のなかでジャイアンツだけ。しかもジャイアンツの場合は直近5シーズンに限った話ではなく、シーズン30本塁打以上を記録したのは2004年のバリー・ボンズ(45本塁打)が最後である。実に19シーズン連続でシーズン30本塁打以上の打者が現れていないのだ。

ジャイアンツでは「4番・DH」としての起用が有力。マイケル・コンフォート、李政厚(イ・ジョンフ)、マイク・ヤストレムスキーとレギュラーに予定されている外野手3人がいずれも左打者のため、相手先発投手が左腕の試合では外野の両翼を守るケースも出てくるだろう。マーリンズでは2022年に左翼手として57試合、昨季は右翼手として32試合に出場。ただし、守備は得意ではなく、DRS(守備防御点)やOAA(Outs Above Average)がプラスを記録したシーズンは過去に1度もない。

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