渡邊雄太のグリズリーズ復帰で八村塁との“日本人対決”は残り2試合に。ともに主力として激突か<DUNKSHOOT>

現地時間2月12日(日本時間13日、日付は以下同)、トレード・デッドライン当日にフェニックス・サンズからメンフィス・グリズリーズへ放出された渡邊雄太が、上々の新天地デビューを飾った。

NBA入りから2シーズンを過ごした古巣に帰還した渡邊は、当時と同じ背番号18を背負い、この日行なわれたニューオリンズ・ペリカンズとの試合で24分59秒プレー。前半は4本放ったショットをすべて外すなど精彩を欠いたが、後半はフィールドゴール5/8で11得点をマークするなど、チームが怒涛の追い上げを見せる原動力の1人となった(試合は87-96で敗戦)。

渡邊自身が「残りのシーズンはずっと試合に出るだろうとチームから言われている」と語っていることから、今後はローテーションの一員として多くのプレータイムが与えられることは間違いない。そこで気になるのが、移籍したことにより変更が生じた、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズとの“日本人対決”のスケジュールだ。
サンズに在籍していたシーズン前半、渡邊と八村は10月26日、11月10日、12月5日、1月11日と4度対戦。戦績はレイカーズの3勝1敗、また12月5日は渡邊が、1月11日は八村が欠場したため、直接顔を合わせたのは最初の2試合のみだった。

両軍はオールスター明けの2月25日にも対戦予定だったが、渡邊の移籍により状況が一変。レイカーズとグリズリーズの残り試合は3月27日と4月12日、どちらもグリズリーズの本拠地フェデックス・フォーラムで行なわれることになっている。

名門レイカーズでここ4試合続けて先発出場している八村と、古巣復帰で心機一転、多くの出番が与えられそうな渡邊。ともに主力として激突する残り2回の“日本人対決”に、大きな注目が集まりそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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