チャールズ国王、ガン治療開始後初めて外出をキャッチされる 教会へ

チャールズ国王とカミラ王妃(C)Zeta Images

今月5日にがんを公表したイギリスのチャールズ国王。滞在している英ノーフォークのサンドリンガムハウス近くの教会で、治療開始後はじめて外出する姿をキャッチされた。

PageSixによると、現地時間2月11日、ノーフォークのセント・メアリー・マグダラ教会にて、国王とカミラ王妃がキャッチされたそうだ。この教会は、クリスマスに王室メンバーが揃って訪れ、礼拝を受けることでも知られる。国王はこの日も王妃とともに礼拝に訪れたようだ。

この日国王は、グレーのスーツの上にキャメルのコートを重ね、紳士らしく傘を手に、王妃や牧師と一緒に歓談。教会外に駆け付けていたカメラマンに対し、明るく手を振っていたという。

王室は5日に国王にがんの一種が見つかったことを発表。外来で「標準的な治療」を開始したとし、国王は「治療に対し全面的に前向きな姿勢で、公務に戻るのを楽しみにしている」と発表した。がんの種類やステージ、予後など詳細は明かされていないが、スナク英首相の談によると、早期発見だったといい、全快が期待されているようだ。

これを受け、10日にバッキンガム宮殿が国王の声明を発表。「この数日寄せられたサポートとお見舞いの言葉に、心からの感謝を表したいと思います」「がんの影響を受けた皆さんは知ることになると思いますが、こうした親切は心に沁みるとともに、気持ちを奮い立たせてくれるものでもあります」とし、「病気を公表することで、イギリス国内外にあるガン患者をサポートする団体や、患者家族らに光を当て、世間の認識に寄与することを願っています」と続けた。

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