プロの料理人の現場を知り、中華料理に興味を持ってもらおうと、松山学院高校の生徒たちが人気店の店主からラーメン作りの極意を学びました。
松山学院高校調理科の1年生、およそ30人が参加した13日の授業。
講師を務めるのは愛媛県松山市内の人気ラーメン店、「のっぴんらー麺」と「ラーメン食堂縁」の店主です。
生徒らがまず学んだのはスープの仕込み。豚骨と鶏ガラを煮込み旨味を出します。
(のっぴんらー麺・篠原勲さん)
「泡がいっぱい上に浮いてくるので、こんな感じでこまめにとっていきます」
そこに野菜を加えると…。
(生徒)
「さっきまではお肉とかの味がすごくしていたんですけれども、今はほかの味も入って優しい味になった」
ラーメンのスープはいくつかの食材を組み合わせ、それぞれの旨味を生かしていることを教わりました。
続いては、麺のゆで方です。
(のっぴんらー麺・篠原勲さん)
「麺上げてからよくテレビでよくちゃっちゃ(振る)するでしょ?お湯を捨てようと思ったら、実はあまり揺らさない方がいいんです。あげたらすーっと、これがなくなるまで(そのまま)」
この他、特製のチャーシューも提供され、ラーメン作りに挑戦した生徒たち。2時間半ほどかけ麦みそのラーメンが完成すると早速、試食していました。
(生徒)
「おいしい」
「味が良くしみ込んでて無限に食えます」
「ゆで時間とかで形とかも全然変わってくるし、スープとかも作り方変えたらいろんな味ができるのですごいと思った」
生徒たちのラーメンに担任の先生も絶賛です。
生徒らはプロの世界の厳しさを感じつつ楽しみながらラーメン作りの魅力を感じている様子でした。