日本一のウド生産量を誇る栃木県のJAなすの管内(大田原市、那須塩原市、那須町)で、特産のウドが出荷のピークを迎えている。
同JAうど部会には約80軒の農家が加入。計約60ヘクタールで、遮光して白く細長くする軟化ウドと、収穫直前に少し光を当て先端を緑化させる山ウドを栽培し、「那須の春香(はるか)うど」のブランド名で首都圏を中心に出荷する。収穫の最盛期は2~3月で、出荷は4月まで続く。
同部会副部長を務める那須塩原市埼玉、農業後藤守(ごとうまもる)さん(62)方では13日も収穫作業が行われ、30~40センチほどに育った山ウドを手際良く切り取っていった。
後藤さんは「甘さとシャキシャキの食感が特長。サラダやきんぴらにして食べるとおいしい」と話していた。