人気声優が“ヒーロー役からのセクハラ”を告発「そんな闇が」「最悪すぎる」とファン絶句

2月12日、声優の柴田由美子(59)が過去に受けたセクハラ被害をXや音声配信アプリで告発した。その内容に注目が集まっている。

『ハイスクール奇面組』や『聖闘士星矢』、『魔神英雄伝ワタル』といった人気アニメに声優として出演してきた柴田。現在は「ゆみい」として整理収納アドバイザー1級などの資格を活かし、YouTubeで片づけにちなんだ動画も配信している。

そんな柴田は12日、Xで《声優になっていいことばかりではありませんでした》と切り出すと、さらにこう続けた。

《子供の頃から憧れていたヒーロー役の方とお仕事がありました。アフレコ収録本番中に、太ももを触られたりしました 本番中なので、声を出せませんでした。私は事務所に報告しました。その方は会社で嘘泣きしてました。憧れのヒーローに夢破れました》

また柴田はその後、音声配信アプリ「stand.fm」に音声コンテンツを投稿し、この件について詳しく語ることに。「大変だったのはですね、今でいえばセクハラとかね、あるんですけど。当時そんな言葉もあんまりなかったんですよ」と言い、こう語った。

「私、もともとアニメファンだったものですから、たくさんのヒーローに憧れて、スタジオに入っていたので、もうねウキウキワクワクしていたんですよね。だけどね、そんななかで、私が小さい頃から見ていたヒーローがですね、私の隣に座った時にね、なんかね、間違いなく、ぶつかったんじゃなくて太ももを触ってくるんですよ。

折り畳みの椅子だったんですけど、めっちゃ近づいてくるんですよ。『いやいやいや、そんな近づかないっしょ』とか思って。びっくりするくらい大胆にね、ひとの太ももを触ってきたんですけど」

■「ひでぇ話」「そんな闇が…」とXでは同情の声が

そして柴田は「ほかの人たちも、それ見てるんですよ。だけど、売れっ子の人だし、大先輩だから誰も注意できないんですよね。その日だけじゃないんですよ、しょっちゅうだったんですよ」といい、こう明かした。

「ある時に、私、ブチギレてしまって、本番中だったんですけど、『止めてください!』って言って立ったんですよ。当然収録中だったのに、止まっちゃうじゃないですか。で、そのときに先輩たちも『よく言った!』っていう顔の人と『あーあ。なんかそんなことしちゃって』っていう顔の人がいたんですよね。で、その憧れのヒーローだったひとは、『なんだよ、ちょっとぶつかっただけなのに』みたいに言ったんですよ。『いやいやいや、みんな見てたっしょ』って感じで。すっごい不愉快で。

事務所に、改めて時間を作って言いに行ったんですよ。ちょっとやそっとじゃないし、ほかの人も見てるし、結構、ほかにも被害者いっぱいいたんですよ。そしたらね、そのひとが、なんか呼ばれて、社長とかにね。怒られたわけですよ。そしたらなんか、泣いてたそうですよ」

柴田は「あんなん芝居に決まってるじゃないですか。本当に私だけじゃなく、何人もいたんですけど、私が告発したって感じだったので、ちょっとね、なんか大騒ぎになっちゃいました」と明かすと、「声優をやってて辛かったのは、これがダントツの1位でね。セクハラっていうんですかね」と発言した。

さらに飲み会で一緒になった際、帰りのタクシーのなかでその人物が柴田の身体を触ってきたこともあったという。柴田は「減るもんじゃないだろう」と言われたと明かし、こう述べた。

「そのかたはまだ現役でやってらっしゃるんですけど、まぁ、そのかたが亡くなったとき、天国に行ったとき、『名前言っちゃおっかなぁ』なんて思ってます。きっと言わないと思いますけど。『触られたくらいでね、こんなグチグチ言うことないよ!』と思うかもしれないんですけど、小さいころ憧れていた主役のヒーローだったからこそ、私はね、本当にそれがショックなんですよ」

憧れていたヒーロー役からセクハラを受けたショックを赤裸々に語った柴田。Xでは柴田に同情する声がこう上がっている。

《えぇ……ひでぇ話 しかも名前が明かせないってことはそれなりの地位にいる方なんやろうなぁ……》
《最低野郎ですねその人は…》
《そんな闇が….》
《憧れの人をこんなふうに嫌いになるの最悪すぎる ショックでかいよな》

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