スキー場でテロ対策合同訓練…“リフトに爆発物” と想定「無理をせず距離を取って向き合って」(静岡・裾野市)

静岡県裾野市のスキー場で、リフトに爆発物が仕掛けられたことを想定したテロ対策合同訓練が行われました。

訓練は「スキー場のリフトに爆発物が仕掛けられた」という想定で行われました。訓練ではリフトに乗っていた男が紙袋を残したまま立ち去り、不審に思った従業員が声をかけると、男は突然、刃物を取り出します。緊急事態と判断した従業員は警察に通報し、スキー客の避難誘導を行いました。

また、警察が到着するまでの間、イスや「さすまた」を使い、男の動きを「けん制」し、その後、駆け付けた警察官によって男は取り押さえられました。

(株式会社ピカ 小林 淳 マネージャー)

「興奮して頭に血が上ってしまうと、できることもできなくなってしまうので、相手を落ち着かせ、自分も落ち着かせる、それが一番安全につながることだと思います」

スキー場のスタッフに対し、警察は「不審者を取り押さえようと無理をすると反撃される恐れがあるので、なるべく距離を取って向かい合ってほしい」と指導していました。

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