フランク ミュラー エンデュランス12 クロノグラフ 「ル・マンの躍動を手に」【今週の逸本 Vol.237】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回はフランク ミュラーから、『エンデュランス12』をご紹介しよう。

FRANCK MULLER
1986年に発表した「フレー・オシレーション(自動振動)トゥールビヨン」により、その名を世界に知らしめたフランク ミュラー氏。その後、ジャンピングアワー機能付きのレギュレータータイプの文字盤を持つトゥールビヨンや、スプリットセコンド・クロノグラフ 、ミニッツリピーター、ワールドタイムなどを搭載した名作を次々に発表し「ブレゲの再来」とまで呼ばれるほどに。そんな同氏が「自分の時計を望む人たちのために、良い時計を届けたい」という思いから1992年に立ち上げた時計メーカーが、フランク ミュラーのはじまりである。

ル・マン耐久レースの伝統を刻む1本

どの時代においても、ファッショニスタから絶大な支持を受ける時計ブランド・フランク ミュラー。ドレッシーなものからラグジュアリーなもの、モダンなものからユニークなものまで、これほど時計のラインナップを見て楽しめるブランドは他にないだろう。

▶︎▶︎過去に紹介したフランク ミュラーの時計は こちら

今回ご紹介するのは、フランク ミュラーの時計史に刻まれる歴史的なモデル。1997年のル・マン24時間耐久レース オフィシャルタイムキーパーに選ばれたことを記念してつくられた『エンデュランス12 クロノグラフ』だ。

エンデュランス12 クロノグラフ

本モデルはフランクミュラーの中では珍しいラウンドタイプ。レースの世界観を独自の解釈でデザインに落とし込んだスポーツクロノグラフであり、いまも人気の高い1本だ。

エンデュランスコレクションには、本モデルより先に発表された『エンデュランス24』がある。そちらはなんと24時間表示の時計で、インデックスは2・4・8・10・12・14・16・20・22・24になっている。とてもユニークなモデルで人気もあるが、日常使いであれば本モデルがおすすめ。

オレンジやグリーンといったカラーラインナップもあるが、やはり人気は本モデルの黒文字盤仕様。世界限定70本というレアなモデルのため、欲しい方はお早めに。

FRANCK MULLER
エンデュランス 12
クロノグラフ
品番:endurance 12
素材:ステンレススチール
サイズ:縦37㎜×横37㎜
防水:日常生活防水
ムーブメント:手巻き
文字盤:ブラック
販売価格:798,000円(税込)※USED
※世界70本限定
【付属品】
なし
※価格は2024年2月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

フランク ミュラー・コレクションの中でも、とてもスポーティーなデザインの1本です。1997年に『エンデュランス24』が発表され、翌年の1998年に『エンデュランス12』が出ました。

のちに自動巻きのモデルも登場するのですが、今回は初期の手巻きモデルになります。サイズは37㎜で腕元での収まりもGOOD。数も非常に少なく大変希少なモデルです。この機会をお見逃しなく!

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