自転車用ヘルメット、努力義務化からまもなく1年 着用率は高齢者33%、成人46% 愛媛県警「大人は依然として低い」

自転車のヘルメット着用が努力義務化され、4月で1年を迎えるのを前に、県警は県内各地で啓発活動を実施し、改めてヘルメットの着用を呼び掛けました。

「自転車の利用の際はヘルメットの着用をお願いします」

13日は、県内16カ所で啓発活動が行われ、このうち愛媛県松山市内のスーパーでは駐輪場で、県警のバイシクルユニットの隊員らが、買い物客にビラなどを配るなどして自転車用ヘルメットの着用を呼びかけました。

努力義務化から4月で1年となりますが、今年1月の県の調べでは、中高生の高い着用率に対し成人はおよそ46パーセント、高齢者は3割程度に留まっているということです。

(県警交通企画課・バイシクルユニット井上貴志隊員)
「大人の方、高齢者の方は依然としてヘルメットの着用が低い状況にある。こういった方々に、ヘルメットの必要性を訴えていきたい」

警察によりますと、県内では今年に入って40人が自転車乗車中の事故でケガをしていて、このうち、ヘルメットを着用していたのは10人だったということです。

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