鈴木ちなみ、生後2カ月の赤ちゃんが高熱で入院することに。シンガポールのKKホスピタル

こんにちは!シンガポールに移住し、2歳児と0歳2カ月の赤ちゃんを育てている鈴木ちなみです。こちらのたまひよオンラインでは海外での子育てで感じたことを発信しています。

2024年も始まりましたね。この年末年始は子どもが小さいこともありシンガポールで初めて過ごすクリスマス・お正月でした。自分でおせちを用意したり、お飾りでお正月の雰囲気楽しみましたよ。シンガポールに住む人はこの時期に自分の国に帰ったり、海外旅行に出かけるので比較的に街が静かだったように感じます。

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2024年のはじまりは…

体調を崩す前の様子。この後、発熱が続くとはつゆ知らず。

さて、わが家では2024年早々大事件がありました…。
それは、生後2カ月の赤ちゃんが高熱のため入院したことです。今は熱も下がり元気に過ごしているのですが、その時は「この子に何かあったらどうしよう…」と不安が募るばかりでした。

そもそも、なぜ赤ちゃんが高熱になったかというと、上の子が体調を崩し数日間高熱でうなされていたのが原因でした。保育園なのか、遊びに行った先でなのか、どこかで強力なウイルスをもらってきたようで解熱剤を使ってもなかなか熱が下がらず、加えて咳と鼻水の症状も出ていてとても辛そうでした。シンガポールで通っている小児科の先生に「子どもの高熱はよくある事だから3~4日経っても落ち着かなかったら病院に来てね。」と以前言われたので、発熱して4日目で病院に行きました。そこで処方してもらった抗生物質を服用するとあれよあれよと良くなったので、上の子に関しては一安心していました。

その時に看護師さんに「確か、あなたの家に赤ちゃんいるよね?上の子と赤ちゃんは離れて過ごしてね。もし具合が悪くなったら大きな病院にすぐ行くこと」とアドバイスをもらっていました。ですが、時すでに遅し。上の子は発熱のため保育園を休ませてたし、毎日赤ちゃんと同じ空間で寝ていたので嫌な予感がしたのです。

上の子から下の子へ…嫌な予感は的中して

処方された薬。小さな注射器で吸い出して与えます。

その日の夜から別の部屋で寝ることにしましたが、赤ちゃんの様子がいつもと違っていました。寝付くにも喉に痰が絡むようで、咳もしてとても苦しそう。早朝には熱っぽくなっていました。
まだ熱が上がりきる前でしたが不安だったので午前中に健診で通っている日系のクリニックを受診することに。小児科の先生に診てもらうと「まだ熱が37度台なのでなんとも言えないが、熱が38.5度を超えるようならすぐに大きな病院を受診してください。シンガポールでは、生後2カ月未満の赤ちゃんが発熱したらKKホスピタル(女性と小児医療専門の公立病院)に行く事になっています。」と教えてもらいました。

この後、KKホスピタルに行き入院することになるのですが、上の子を受診した時の病院でアドバイスをくれた看護師さん、そして、日系クリニックの先生にはとても感謝しています。二人のアドバイスがあったので子どもの様子をしっかり観察して冷静に対応できたように感じます。

はじめてのKKホスピタル

帰宅後もミルクの飲みが悪く、午後には熱が38.5度以上になってしまい、急いでタクシーでKKホスピタルへ向かいました。シンガポールはどこへ行くにもそれほど時間がかからないので家から車で30分ほどで病院に到着。発券機で番号を取り、自分の番が来たらブースに進み問診をしてもらいます。その後、子どもの情報登録や会計を済ませ本格的な健診に入りました。

待合室には子どもと付き添いの大人が沢山いて、みんな藁にもすがる思いでこの病院へ来ているんだろうな、と感じました。病院の先生とのやりとりは英語でしたが夫も同行していた事、子どもを出産した時も英語で看護師さんと会話をしていたのでなんとかコミュニケーションが取れました。最近の海外渡航歴、ミルクの飲み、体温の変化、おしっこやうんちの回数、うんちの状態、子どもの様子、あとは上の子がウイルス性の風邪にかかっていた事を話しました。どの病院でも問診の度に「この2週間で海外に行ったりしていないよね?」と聞かれたので、ホリデー後に体調を崩すお子さんも沢山いるんだと思いました。

高熱だったためコロナの検査もしましたが、陰性でした。先生の見解は「今の時点で原因はわからないけれど、生後2カ月の赤ちゃんが高熱を出した場合は入院する事になっています。」と言われ、その場で即入院となりました。赤ちゃんの発熱に関しては「上の子のウイルスが移ったのでは」という予測を立てることができたのが幸いでした。感染ルート不明の発熱だったらもっと不安が募り、あたふたしていたかもしれません。

そして入院手続きを済ませ、小児病棟へ向かいました。
シンガポールでの入院の日々については次回お伝えできたらと思います。

今月のちなみセレクション

ちなみさんの最近のお気に入り♪を紹介します!

【お気に入り①】クリスマスケーキ

初めてのシンガポールでのクリスマス。お友達とささやかなパーティーをしました。

【お気に入り②】プレイグラウンド

予約をすれば無料で遊べるプレグラ。ママ友さんに教えてもらってから何度か通っています。

文・写真/鈴木ちなみ 構成/たまひよONLINE編集部

●記事の内容は2024年1月の情報で、現在と異なる場合があります。

第2子を出産した鈴木ちなみ、出産間際の看護師さんからの質問にびっくり!初めてのシンガポールでの出産体験談

鈴木ちなみ(すずき ちなみ)

©花盛友里

PROFILE
1989年生まれ。2008年モデルデビューし、ファッション雑誌「with」の専属モデルに。フジテレビ『めざましどようび』のリポーターをはじめ、テレビ番組やCM、映画などに出演。20年に結婚。21年9月、第1子出産。

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