遠藤航とマカリステル、起用すべきは? リバプール地元記者が見解「どちらかを選ぶのなら...」

アジアカップを終えてリバプールに再び合流した遠藤航は、2月10日のプレミアリーグ第24節バーンリー戦でスタメンに復帰し、3-1の勝利に貢献して高い評価を受けている。

12月のクラブ月間最優秀選手に輝くほど活躍していた遠藤が、約1カ月ぶりの復帰を果たし、さらに白星をあげるのに貢献したことは、リバプールとそのサポーターを喜ばせた。

一方で、12月の遠藤活躍前後でアンカーを務めてきたアレクシス・マカリステルとの共存・起用法が注目されているところだ。

2月11日、リバプール専門サイト『Liverpool.com』では、2人の記者が遠藤とマカリステルの起用について見解を示した。

記者のひとりは、「リバプールでの最初の数試合でエンドウに納得していなかったことを認めなければいけない。だがありがたいことに、クロップはもっと忍耐力を見せ、日本代表主将は重要な選手となった」と遠藤を称賛。「エンドウとマカリステルは仕事できる」と話した。

「エンドウが特にポゼッション時のスピードに乗るのに時間を要したのは明白だ。アジアカップから戻ってきたバーンリー戦に凝縮されていたかのようだ。前半は低調だったが、後半はリバプールに加入してから最高の45分間のひとつだった。エンドウが完全にスピードを上げて以降、彼らの出場機会はほとんど出場可能かどうかだけで決まっている」

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一方で、もうひとりの記者は「エンドウとマカリステルの両者のベストを引き出すには、どちらかの起用にするしかないと考える。クロップが彼らを一緒に起用したのが3回だけなのは、おそらく彼も同意だと示している」と述べた。

「バーンリー戦では、特に後半でエンドウのベストを見ることができた。だが、マカリステルは中盤で少し自分を見失っていた。彼はもっと深い位置にいることが必要だ。そうすれば、自分の魔法を使うだけの時間とスペースが少し増える」

「どちらかを選ぶのなら、勝者はひとりとなる。リバプールでのプレーに慣れてから非常に見事だったエンドウには厳しいが、この2人ならマカリステルだ。ポゼッションでもっと多くを出せるし、オフ・ザ・ボールの要求にも慣れた。両者に出場機会があるだろうが、クロップにもっと8番の選択肢があるときは、マカリステルが明らかなナンバーワンだ」

ドミニク・ソボスライの負傷やチアゴ・アルカンタラの再負傷、ライアン・フラーフェンベルフの調子など、メンバー選考には様々な要因も絡むが、クロップはどのような選択をしていくのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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