歩き遍路の動態調査 外国人が過去5年で最多に 「寝る前に翌日の宿泊予約に何時間も費やしている」という外国人も… 高松市

2023年、四国八十八ケ所霊場を歩いて訪れた人の動態調査がまとまり、外国人の人数が過去5年間で最も多くなったことが分かりました。

高松市で開かれた「四国遍路シンポジウム」で百十四経済研究所が報告したものです。

(百十四経済研究所 理事地域振興部/村尾耕太 部長)
「2023年では1543人にのぼり、コロナ禍を上回り、全体の44%を占めています」

四国霊場11番札所、徳島県の藤井寺近くで行った定点調査によると2023年、歩き遍路をした外国人は1543人で、過去5年間で最も多くなりました。割合も全体の44%を占め、過去5年間で最も高くなりました。

1月までの5カ月間で、四国遍路の情報サイトに寄せられた外国人からの問い合わせは720件でした。そのうち3割近い199件が「宿泊」に関することで、「寝る前に翌日の宿泊施設の予約に何時間も費やしている」という外国人もいたそうです。

百十四経済研究所は外国人向けの情報を継続して発信する必要があると提案しています。

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