【山口天気 夕刊2/13】14日(水)は天気ゆっくり下り坂も4月並みの暖かさ続く 季節外れの暖かさでスギ花粉飛散も一気に本格化へ

きょう13日(火)の山口県は、朝はグッと冷え込んだものの、日中はグングン気温上昇。最高気温は萩で17.7度と4月中旬並みに。そのほか続々15度以上の所があり、4月上旬並みくらいになった所も多く、広くサクラの開花進む頃の暖かさになりました。

いっそう気温が上がった要因は、日ざしと南風です。高気圧に緩やかに覆われて日ざしタップリの安定した天気が続いたことに加えて、高気圧から吹き出す風が暖かい南寄りとなって流れ込んできたことで、季節外れの暖かさがもたらされました。

しかし晴天をもたらす高気圧は、すでに東に遠ざかりつつあります。

あす14日(水)は、湿った空気の流れ込みで徐々に雲が厚みを増していき、夕方から夜にかけては九州方面の雨雲の一部が県内にも流れ込んで、少しにわか雨の可能性もあります。

さらに、15日(木)には、日本海にに伸びる前線の雨雲が次第に県内へと流れ込んで、よりシッカリ天気が崩れそうです。

一方で、暖かな南風が入り続けるために気温は高めで、天気下り坂でもコートいらずの暖かさは続きます。

この暖かさにより、いっそう心配になるのが、スギ花粉です。

県医師会の観測では、3連休の間でも徐々にスギ花粉の飛散が増え始めていて、あす14日(水)は天気下り坂でも雨が降る時間はわずかなもので、気温上昇とともにスギ花粉の飛散が各地で増えてくる心配があります。

15日(木)も、ぐずつく天気でも、雨の止み間で飛散量がやや多くなる、とみられ、金曜日は北風により一時的に気温が下がりますが、週末にかけては再び暖かさが増し、花粉の飛散量もさらに急増していきそうです。

今年は去年よりは花粉の飛散量は少ない、と見込まれるものの、それでも飛ぶときは飛びます。辛い時期をできるだけ楽に過ごせるように、より入念な対策を心がけていきましょう。

詳しい予報です。あす14日(水)は、まだ朝早い時間は明るい空の所もありますが、日中は次第に雲が厚みを増していき、夕方からは所々弱い雨の可能性があります。

お出かけには折りたたみ傘などは用意しておきましょう。

日ざし控えめでも南寄りの風により、最高気温は17~19度くらいの所もあり、春本番先取りの暖かさが続きます。

※あす14日(水)はバレンタインデー…チョコレートは商品にもよりますが溶け始める温度は28℃前後のため、暖かくなってもチョコが溶けるほどではない見込みです。ただし締め切って車内温度が上がりやすい車の中にチョコレートを置かない、など、保管方法には気をつけておきましょう。

木曜日は、ややシッカリ雨が降る時間が多くなり、風も少々強まる所があって、場合により「春一番」となるかもしれません。

金曜日は天気回復も、北風が少しヒンヤリですが、週末は再び3月後半~4月並みの暖かさとなる所が多くなりそうです。

周期的に変わる天気変化と季節先取りの暖かさに、いっそう春の到来を実感する日々となるでしょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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