新見市の市街地循環バスでICOCAの利用が可能になりました。経済活性化とローカル線の利用促進に繋がるか注目されています。
運賃はたった100円。新見市の市街地循環バス「ら・くるっと」です。
きょうからICOCAが利用可能となったことを市民に広く知ってもらおうと戎斉市長がICOCAを使って新見駅まで乗車しました。
(新見市 戎斉市長)「どしどしICOCAを利用して市内の経済活性化に尽力していただきたいと思います」
新見市では経済活性化と再編が議論されている芸備線の利用促進を図ろうとおととし(2022年)新見市オリジナルICOCAを制作。希望する全市民に無料で配布しました。
鉄道だけでなくスーパーや飲食店など市内およそ100店舗で利用可能となっています。
買物をすると「にーみんポイント」と呼ばれる地域ポイントが100円につき1ポイント還元されバスの利用もポイントの対象となります。
さらに、新見市はコロナや物価高騰対策としてカードの利用者すべてにこれまで1万7000ポイントを配布してきました。
(市民)「バスで使えるのはいいんじゃないでしょうか」
市民にはますます使い勝手が良くなるものの、こんな声も…
ー電車に乗ることは増えた?
(市民)「それはない。車ばっかり…」
「ぼくはほとんどない」
新見市でICOCAが使える駅は伯備線の一部に限られ再編が取り上げられている芸備線では利用できないといいます。
(新見市 戎斉市長)「市民の利用促進が一番ですのでそれにともなう意見交換ができたら」
3月26日には、広島市で芸備線の一部区間を対象に存廃を協議する全国初の再構築協議会が開かれるなか、市ではICOCAの利用範囲の拡大を働きかけたいとしています。