サブスク会員とビールを共創「よなよな月のウラ研究所」

ヤッホーブルーイングは、2月3日、YONA YONA BEER WORKS新虎通り店で「よなよな月のウラ研究所/第一回よなよな月のウラ学会」を開催。サブスク会員のアンケートを元に試作された2つのビールを参加者が試飲。投票により選ばれたビールは会員向けに今夏限定生産されます。

画像提供 ヤッホーブルーイング

サブスク会員とビールを共創

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消費者と企業という関係を超えて

ビール共創プロジェクト「よなよな月のウラ研究所」は、”ファンとともにビールをつくることで、「消費者と企業」という関係を超え、一体感を醸成することを目指す”という目的のもと、昨年10月に始動しました。

クラフトビール定期便「ひらけ!よなよな月の生活」会員約5,400名を対象に、アンケートを実施。「どんないいことがあったときにビールを飲みたいか」や「どんなビールを飲みたいか」の結果から、開発のテーマは「いいことがあったときに飲みたいビール」に決定しました。

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その後、二名のブルワーがそれぞれレシピを考案し、試験醸造を開始しました。

第一回よなよな月のウラ学会

よなよな月のウラ学会は、2種のビールの飲み比べをし、製品化するビールを決定するための投票を行うイベントです。「月の生活」会員約5400人のうち、申込者の中から抽選と先着販売で計115名(うち、東京会場は77名)が”研究員”として参加しました。

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投票は、

①オンライン投票
サブスク会員全員が1票ずつ投票可能。投票は1月10日(水)~2月11日(日)
②イベント投票
東京及び大阪で開催。ブルワーらによる説明も受けながら、好みのビールに投票する。(※イベント参加者は①と②どちらにも投票可能)

というシステムで行われています。

集まった研究員は、ヤッホーブルーイングのビールを味わいながら、ビールやテイスティングについて学ぶうちに、テーブルごとに会話も弾んでいきました。

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2つのビール

今回、発表された2つのビールです。

1.フルーツIPA/ブルワー・ピーピーさん

左・フルーツIPA/右・ブルワー・ピーピーさん   画像提供 右・ヤッホーブルーイング

・爽やな果実の香り
・ポイントはホップアロマとパイナップル由来のフルーティーさ
・alc. 5.5%

「記念日に飲みたい」「華やか」「フルーティ」などのアイデア(会員アンケート)に注目し、フルーティでホップアロマの華やかな「フルーツIPA」を開発。原材料にコスタリカ産のパイナップルピューレ、パイナップル果汁を加えたほか、トロピカル系のアロマが特徴のホップを使用。

華やかな香り、喉越しもすっきり、私はパアーッと目の前が明るくなりました。

2.ベルジャンストロングゴールデンエール/ブルワー・NBK(ノブコ)さん

左・ベルジャンストロングゴールデンエール/右・ブルワー・NBK(ノブコ)さん   画像提供 右・ヤッホーブルーイング

・白ぶどう、メロン、ハーブを思わせる香り
・alc. 8%

ベルギーの伝統的なビアスタイル。飲みやすいビールに「日常のちょっとしたお祝いに飲みたい」「シャンパンのような祝い酒」などのアイデア(会員アンケート)に注目し、アルコール度数が高く華やかな香りの「ベルジャンストロングゴールデンエール」を開発。ベルジャン酵母由来のスパイシーな香りと、上品なホップアロマがマッチするようなビール。

炭酸強めで、ちょっといい事があった日に、気分を上げてスカッと飲めるビール。

手で温めるとクローブの香りがたってきて味わいが少し変わるのも楽しいです。

試飲後、研究員は試案の末、一票を投じました。

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2月10日(土)には、大阪でも「よなよな月のウラ学会」が開かれ、オンライン投票とイベント(よなよな月のウラ学会)投票の結果で、今月中に、発売されるビールが決まります。

完成したビールは缶製品として限定生産し、夏ごろ会員向けに提供される予定です。

さ~て、どちらのビールが選ばれるでしょう?

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クラフトビール定期便 「ひらけ!よなよな月の生活」

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