「嫌なところでファウルだったり...」なでしこ田中美南が分析する北朝鮮の警戒ポイントは?「こっちも泥臭く戦う」

なでしこジャパンは2月13日、パリ五輪・アジア最終予選の北朝鮮戦に向けた国内キャンプ1日目を実施。練習後、田中美南が2連戦に向けた思いを語った。

初日からチームに合流したのは主に国内組で、フィールドプレーヤー8人とGK3人の計11人。フィジカルトレーニングやパス回しなど、1時間半程度の比較的軽い練習で1日目を終えた。

日本はパリ五輪の出場権をかけて、北朝鮮とホーム&アウェー方式で対戦。2月28日に行なわれるホームの第2戦は、国立競技場での開催が決まっているものの、24日のアウェーの初戦は、いまだ会場が未定となっている。

田中美は「24日に北朝鮮と試合をするのは変わらないので、場所が未定なことに関しては、それほど選手に影響はないのかなと。スタッフのほうが手配とか大変だなって思っています」と現状を冷静に見つめた。

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また昨年10月に行なわれたアジア競技大会で北朝鮮の試合を見たという田中美は、相手の印象をこう分析した。

「変わらずフィジカルがありつつ、嫌なところでファウルだったり、身体をぶつけてきたり、ギリギリまで粘ってくるという印象はあります。対戦相手はそういうふうにくると思うので、こっちも泥臭く戦うところは見せていかないといけないなと思います」

大舞台への切符を掴むため。29歳のストライカーは、「甘くはないのをみんな分かったうえで、色んな準備をしている。いままで積み重ねてきたことをその試合で出して、相手にぶつけられれば、必ず勝てる」と意気込みを語った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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