代理人がレアルからのオファーに難色? またも難航模様のムバッペ移籍

今度こそ移籍となるのか注目のムバッペ[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)の移籍は、やはりそう簡単には実現しないようだ。『The Athletic』が報じた。

これまでも何度かレアル・マドリー移籍に迫ったものの、結局PSGに残りプレーを続けているムバッペ。しかし、現行契約は今シーズン限りとなっており、今月初めには「ムバッペが今夏のマドリー移籍を決断した」とフランス『ル・パリジャン』が報じていた。

PSGとムバッペの契約が残り6カ月を切ったことから、今度こそ確保したいマドリーは現在自由に獲得交渉を行っているとのこと。2022年5月には契約金1億3000万ユーロ(約209億3000万円)と年俸2600万ユーロ(約41億9000万円)を提示したが、今回はそれより低い額でオファーを出しているという。

その条件でも移籍が決まればマドリー内で最も高給な選手に。移籍不成立の二の舞いを避けるべく、フロレンティーノ・ペレス会長自ら積極的に取引に関与し、1月中旬までの早期決着を望んでいたという。

一方、ムバッペ側はマドリーから提示されたオファーを受け、代理人内で意見が割れている模様。PSGで受け取る額、もしくは他のクラブから届くかもしれない推定オファー額を下回っているため、決断に時間を要し、今に至っているようだ。

また、税金とボーナス抜きで年俸7500万ユーロ(約120億7000万円)をムバッペに支払っているというPSGは、引き留めに向けて短期から長期にわたるさまざまな選択肢を数カ月前に提示したとのこと。それでも1年の契約延長オプションの行使を拒否されたことや、本人のマドリーへの想いを知っていることから、個人に依存しないバランスの取れたチーム作りへシフトし始めている模様だ。

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