『ブギウギ』記者役で出演・元「有頂天」「筋肉少女帯」ドラマーみのすけの「食えない」演技に集まる絶賛

2023年6月、舞台『パラサイト』の合同取材会に登場したみのすけ(後列右端)

「ブギの女王」として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、趣里演じる主人公のスズ子の姿を描くNHK連続テレビ小説『ブギウギ』。2月12日からドラマは第20週「ワテかて必死や」が放送されている。

昭和23年、羽鳥善一(草彅剛)がスズ子に贈った曲『東京ブキウギ』は、明るいリズムが人々の心をつかみ、空前の大ヒットとなった。マネージャーの山下(近藤芳正)は、次の一手が大切だと考えるが、羽鳥は忙しく、なかなか新曲に取りかかることができないでいた。

そんななか、以前、妊娠中のスズ子を「カルメン妊娠6カ月!」と書き立てた芸能記者・鮫島(みのすけ)が劇場の楽屋を訪れて、社会問題となっていた「パンパンガール」についてどう思うか、意見を求めた。スズ子は「どないな事情があるかも分からへんのによいも悪いも言えまへん」「生きるためにしてることを他人がとやかく言えまへん」と答えた。しかし、この取材、記事がきっかけで、スズ子はたいへんなことに巻き込まれてしまうことに……。

この回に登場した、みのすけ演じる芸能記者・鮫島に興味をもった視聴者も多いようで、SNSには

《みのすけさんの鮫島がさ、んまー、ムカムカするというか、食えないというか、それだけみのすけさんが上手く演じてるんよなぁ。すげぇ。》

《「ブギウギ」の雑誌記者、みたことあるなあと思ってたらいま急に降ってきた! 元有頂天、元筋肉少女帯のドラマ―、みのすけ!》

《3年前は、慶喜様の側近だったみのすけさん。》

などの声が寄せられた。

「鮫島は神出鬼没にスズ子の前に現れ、ねちっこく問い詰めるゴシップ雑誌『真相婦人』の芸能記者。みのすけさんが演じると発表されたのは2023年11月でした。みのすけさんは出演にあたり『朝ドラ初出演で、家族、親戚も喜んでいます。朝のお茶の間にいかがわしい変な奴が出て来たな~と面白がってもらえるように頑張ります』と、意気込みを語っていました」(芸能記者)

その言葉どおり、ニヤニヤした表情でスズ子のまわりに現れ、視聴者からも警戒されている鮫島。

「演じるみのすけさんは、かつてロックバンド『有頂天』や『筋肉少女帯』などでドラマーとして活躍していました。現在は、有頂天のボーカルだったケラ(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が主宰する劇団・ナイロン100℃に所属し、舞台だけでなく、映画やドラマなど、数多くの作品に出演しています。

朝ドラ(連続テレビ小説)は初出演ですが、2021年に放送された大河ドラマ『青天を衝け』には、15代将軍、徳川慶喜(草彅剛)の側近で、黒船来航に際してペリーと交渉し、のちに渋沢栄一(吉沢亮)の上司となる黒川嘉兵衛役で出演しています」(同前)

ドラマの公式Xによると、撮影は2月10日にクランクアップ。放送は3月30日まで続くことが報告された。残り1カ月半で、鮫島がスズ子の味方になる日は来るのだろうか。

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