疑問の声ある中…タワマン整備の駅前再開発に1億4500万円計上 長野市1650億円余の当初予算案 

13日、長野市が過去3番目となる総額1650億円余りの新年度一般会計当初予算案を発表しました。JR長野駅前にタワーマンションなどを整備する再開発計画に補助金1億4500万円を盛り込んでいます。

長野市・荻原健司市長:
「未来への投資を具現化する事業に予算を重点配分した」

長野市の新年度当初予算案は一般会計で総額1650億3000万円余り。過去3番目の規模です。

JR長野駅前の再開発計画には、調査・設計・計画作りへの補助金として1億4500万円余りを盛り込みました。

再開発は、総額180億円余りの民間主体のプロジェクトで、映画館や飲食店が並ぶ約0.6ヘクタールに高さ100メートルのタワーマンションなどを整備するものです。

活性化や防災など公共性が高いとして国庫補助金を含む52億円の投入が検討されていますが、公金を充てることには根強い疑問の声もあります。

その他、能登半島地震を受けて耐震改修を促そうと、現在の最大100万円の補助を150万円に引き上げるための事業費として1億3500万円余り、放課後の子どもの居場所づくりの充実などに14億7000円余りを計上しました。

予算案は3月の市議会で審議されます。

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