「こんな暑い2月はない!」”雪まつり”終わったばかりで4月並みの陽気 札幌は55年ぶり2桁気温 各地で落雪 消防の出動相次ぐ

上空に4月並みの暖気が流れ込んだ影響で、2月13日は各地で暖かい一日になりました。札幌では2月中旬としては55年ぶりに気温が10度を超えています。「正午を過ぎた札幌市内現在の気温は2桁10℃となっています。おとといまで札幌雪まつりが行われていた大通公園でも雪解けが進んできています」(八木隆太郎フィールドキャスター)札幌では2月13日、最高気温が10.1度を観測しました。札幌で2月中旬に10度を超えるのはなんと55年ぶり。外でアイスクリームを食べる人や半袖姿の人も!

半そで姿の人も…

「きのうとおとといに比べたら全然暑い。厚手の服を持ってきたけど全然意味がなかった」(東京からの観光客)「もともと北海道生まれだけど、こんな暑い2月はない」(旭川からの観光客)「(Q:ホットorクール?)ホット!」(外国人観光客)住宅街では道路にできた水たまりで歩くのが大変でした。

大きな水たまりで歩くのが大変…

「(Q:お散歩大変ですか?)大変ですね。泥はねがすごい。水たまりがあると(犬が)歩けないので抱っこしてあげなきゃいけない」(犬の散歩中の札幌市民)1月から千歳市で開かれている支笏湖氷濤まつりは、ツララが落ちたり氷像が倒壊する恐れが出てきたため、14日まで苔の洞門や展望台など一部エリアの立ち入りを規制しました。

支笏湖氷濤まつりでは一部エリアの立ち入りを禁止

「ぽかぽか陽気の函館市内です。この暖かさで観光客は上着を脱ぐなどして観光を楽しんでいます」(斉藤健太記者)「もっと雪があってほしかった」(東京からの観光客)道内各地の2月13日の最高気温は、豊頃町で11.5度、白老町で11.2度とともに2月の観測史上1位の記録を更新しました。函館山に近い住宅地の斜面では春の訪れを告げるフクジュソウが早くも黄色い花を咲かせていました。

函館ではフクジュソウの花が

この冬、何度も大雪に見舞われた留萌市。午前0時に160センチ以上あった積雪は1日で20センチ以上も少なくなりました。「暖かくなったから雪が窓をふさいじゃいそうな感じで心配」(留萌市民)留萌市では雪に関連するとみられる事故も起きています。午前11時ごろ、留萌市錦町で89歳の男性が倒れているのが見つかり、病院に搬送されました。容体は分かっていません。

落雪で消防の出動が相次ぐ

「大きな雪の塊が道路を完全に塞いでしまっています」(福岡百記者)記録的な暖かさで2月13日は道内各地で屋根からの落雪があり、消防の出動が相次いでいます。2月14日も4月並みの暖かさが続く見込みで、屋根からの落雪や道路の冠水、雪崩などに十分注意が必要です。

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