楽天・今江監督「中継ぎ陣については残念」…ロッテとの練習試合で計9四死球

練習試合
● 楽天 0 - 5 ロッテ ○
<2月13日・金武町ベースボールスタジアム>

楽天はロッテの練習試合に完敗。今江敏晃監督(40)は試合後、計9四死球を与えたリリーフ投手たちに苦言を呈した。

投手陣は12被安打に加え、与四球8、与死球1で計9四死球。攻撃陣も3安打完封負けと振るわなかったが、今江監督は「投打のバランスというところで、ピッチャーがあんな投球をしていたらバッターはそんな簡単に打てない」とリリーフ陣の制球難を問題視した。

2番手の藤平は先頭打者への四球から2点を失い、3番手の弓削は結果的に1回無失点だったものの2四球。現役ドラフトで加わった櫻井は3四球を与え、1回2/3で49球を要した。指揮官は投手陣の乱調が野手陣の不調につながる可能性があるとし「ブルペンで一生懸命投げていても、実際のグラウンドではゾーンに投げ込めない。試合のマウンドでできないと、グラウンドに立つ資格というのは難しくなる。グラウンドでできるようにもう一度、気を引き締めてやっていきたい」と話した。

一方、3回6安打2失点ながら無四死球だった先発の内については「ゾーン内にしっかり投げ込むというテーマを実行していた。打たれたり点を取られたりはしたが、次の登板に生かしてくれれば」と評価。内自身も降板後「真っ直ぐを打たれたとしても、真っ直ぐで押していこうという話を(捕手と)した。もっと真っ直ぐの強さを出さないといけないということと、変化球の重要性を強く感じる登板でした」と収穫を口にした。

(取材・文=上村祐作)

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