【横浜FC】井上潮音と小川慶治朗が新副主将に 決意新た「気が引き締まる」

自主練習でキック精度を高める横浜FCの井上=LEOCトレーニングセンター

 J2横浜FCは13日、横浜市保土ケ谷区のLEOCトレーニングセンターで全体練習を公開した。新たに副主将に任命されたMF井上潮音(26)は「少なからず自分の中で変わらないといけないと思っている。責任感だったり言動、行動を含めて一年間通してやりたい」と決意を新たにした。

 開幕戦まで2週間を切り、準備に余念がない。この日は全体練習終了後にDF福森、中村とともに自主練習を行い、クロスやロングパスの精度を高めた。

 「ああいうボールを(相手)ウイングバックの裏に落としたらチャンスが広がるなというイメージで。福さん(福森)はああいうボールをよく蹴るので教えてもらいながら」と井上。東京V時代以来となる肩書きも「そんなに意識は変わらない」と受け流しつつ、自覚はすでに備わっている。

 同じく副主将に新任されたFW小川も「気が引き締まる。若い選手の話を聞いてうまくコミュニケーションを取りながらやっていきたい」と役割を自認。四方田監督は「(井上)潮音にはチーム全体のことを考えてもらいたいと思っているし、(小川)慶治朗は肩書きがなくても去年1年間やってくれていたので、副キャプテンになってより思い切ってやってくれれば」と期待を寄せる。

 チームは10日にJ1FC東京と練習試合を実施。45分のゲームを4本行い4―5で惜敗したが、FW森が2ゴールを挙げるなど、順調な仕上がりを見せている。

 今週末に練習試合を1試合行い、山口との開幕戦に臨む。小川は「(FC東京戦は)4本とも中身のあるゲームができた。課題もあるが良かった部分も多く出たので、良い調整ができている」と充実感を漂わせた。

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