西大寺観音院 本堂大床を清掃 17日の会陽前に常連有志ら

本堂大床を清掃する参加者

 伝統の裸祭り「西大寺会陽」(17日)を前に、会陽の常連グループ有志や地域住民が11日、舞台となる西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)の本堂大床を清掃した。

 約80人が参加。床板の隙間に入った砂や小石をブラシでかき出したり、梁(はり)の上にたまったほこりを竹ザサではたき落としたりと入念に掃除。仕上げに雑巾で丁寧に水拭きし、1時間ほどで作業を終えた。

 今年の会陽は新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに完全復活する。宝木(しんぎ)争奪戦に参加する男性会社員(26)=中区=は「裸祭りを支えてくれる人や舞台への感謝を込めて取り組んだ。久しぶりに行われる争奪戦では必ず宝木を獲得する」と話した。

 清掃奉仕は2010年から毎年実施している。

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