「誰もが目ざす場所」1年半ぶりの代表復帰、なでしこ上野真実は並々ならぬ覚悟でパリ五輪最終予選へ!「本当にやってやろうと」

なでしこジャパンは2月13日、パリ五輪・アジア最終予選の北朝鮮戦に向けた国内キャンプをスタートさせた。

初日のトレーニングでは、ランニングに始まり、シャトルランや試合のビルドアップを想定したパス回しなどを実施。ついに始まったこの代表合宿に並々ならぬ覚悟を持って臨んでいた選手がいた。2022年7月のE-1選手権以来、約1年半ぶりのA代表復帰を果たした上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)だ。

現在、WEリーグ7試合に出場して5ゴールを挙げ、得点ランキングトップに立つ上野。代表招集の知らせを訊いた際は、「もちろん驚きもありましたし、嬉しい気持ちもありました」と素直な心境を明かしつつ、代表にかける思いをこう語った。

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「いまリーグ戦でしっかり結果を残せていると思うので、それをこの代表で出していければいいかなと。前目のポジションとしてはゴール、結果を求められると思うし、自分自身もそこを求めてやってきているので、代表でもしっかり自分のプレーを出せるように頑張りたい。今は本当にやってやろうという気持ちでいっぱいです」

上野にとってオリンピックは夢の舞台。「この大きな舞台は誰もが目ざす場所。自分もそこを目ざしてやってきているので、しっかりここでアピールして、メンバーに残っていけるように頑張りたい」と闘志を燃やした。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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