「ジブリ展」2月20日からチケット発売 横須賀美術館、料金は一般2千円

横須賀美術館(資料写真)

 横須賀市は13日、横須賀美術館(同市鴨居)で始まる企画展「鈴木敏夫とジブリ展」(3月20日~6月18日)の概要を発表した。来館日時を指定する事前予約制のチケットは2月20日から発売する。同美術館の企画展では最多となる約11万人の来場を見込んでいる。

 スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さん(75)は、宮崎駿監督、高畑勲監督とともに映画「もののけ姫」や「崖の上のポニョ」などの名作を手掛けてきた。これまで全国7カ所を巡回してきた同展では、鈴木さんが子ども時代から影響を受けてきた小説や漫画など約8800冊を並べた本棚や、映画1万作品のコレクションを紹介する。

 約3メートルの大きさで造られた「千と千尋の神隠し」の人気キャラクター湯婆婆と銭婆のおみくじコーナー、「カオナシ」や「となりのトトロ」の立体造形も展示。ジブリ作品の「名セリフ」を巨大オブジェにした「吊り文字」のフォトスポットも設ける。

 市は期間中、美術館前広場でのジブリ映画の上映会や、市内にジブリ関連のオブジェ設置など各種イベント開催を検討している。

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