恐るべき名家・旧家の嫁の実態 #1「嫁は義姉の…?」

名家、旧家と言っても、名家は“社会的に貢献をした人物”を輩出している家。名声を得ており、視点は常に外に向かっています。

一方、旧家は土地に密着しており、代々長く続く家。自分の家や血筋を守ることが目的で、視点の方向は内側です。

この二つは似ているようで異なっていますが、「家を受け継いでいく」という考えは同じです。

一般家庭に育った人にとっては「名家? 旧家? そんな旧態依然な家なんてあるの?」という感じですが……。

妻は身を粉にして働き、家に尽くす。ただただ、家の名誉と存続だけが使命なのだそう。ヒエ~恐ろしや。

今回は、そんな“一般家庭からかけ離れた家”のエピソードをご紹介します。

名家の場合:嫁は義姉の…?

「家訓は『働くことが美徳』なので、とにかく私に『働け、働け』と口うるさく言いますが、毎週のように遊びに来る義姉だけは、まったく違うみたいですね。

ハイブランドの服に身を包み、オーダーメイドのドッグウエアを着せた高級な犬を抱えてやってきます。乗りつけた外車を正しく駐車し直すのは私の役目で、屋敷の中に放った犬を追いかけるのも私。まるでお手伝いさんのようです。

金遣いも荒く好き放題に生きている姉は、両親から総額数千万円援助してもらっているらしくて、豪邸を建てて悠々自適です。

一度もまともに就職したこともなく、一般常識も欠けていますが、義両親はかわいくて仕方ないみたい。

でも、こっそり遺産を狙っているようで、私たち夫婦を目の敵にしています。『もったいない』と義両親にぜいたくを禁じられている私は、いったい何なんでしょうか」(34歳・女性・関東)

なぜか、名家の方々は娘に甘いケースが多くみられます。もちろん息子(つまり夫)にも甘いのですが、それに比べて倍以上の差があるようです。この理由は「娘には財産をやれないから」だと思うのですが……。

このように、実家から多額の援助を受けている場合、義姉の夫は何も言わないことが多いでしょう。とはいえ、そんなわがまま三昧の生活が何十年も続くわけがありません。

今後、夫が自分の姉をどう思っているかによって、状況が変わってきそうですね。「お姉さんの犬まで面倒を見られないわ」とソフトに訴えるなどして、夫をうまく教育しておくと良さそうです。

(ハピママ*/ たえなか すず)

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