エストニア首相ら指名手配 ロシア、ソ連記念碑の侮辱理由

エストニアのカラス首相=2023年7月、リトアニア・ビリニュス(ロイター=共同)

 タス通信は13日、ロシア内務省がエストニアのカラス首相やリトアニアのカイリース文化相、ラトビアのリービニャエグネレ法相らバルト3国の複数の政府高官を指名手配したと報じた。捜査当局筋は、第2次大戦でナチス・ドイツと戦ったソ連兵の記念碑破壊に関与したためと説明した。

 カラス氏はウクライナ侵攻に絡んで欧州諸国でも対ロ強硬論者として知られる。カラス氏はX(旧ツイッター)で指名手配について「私が正しいことをしているという証拠だ。ウクライナへの強力な支援を続けていく」と投稿した。

 バルト3国はいずれも1940年にソ連に併合され、ソ連崩壊直前の91年に独立した経緯から反ロ感情が強い。

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