南足柄市予算案 借り換え分除くと過去2番目の規模、市税全体では2億円の減収

南足柄市役所(資料写真)

 神奈川県南足柄市は13日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は約172億円に上り、第三セクター等改革推進債の借り換え分を除くと前年度比3.9%増で、総額とともに過去2番目の規模となった。

 歳入は、国の定額減税の影響から個人市民税が8.0%減となったが、法人市民税は一部企業の業績向上などで20.7%の大幅増を見込む。市税全体では2億円の減収で、国の地方特例交付金で補填する。

 歳出はふるさと納税の返礼品にかかる費用増加などで総務費が15.8%増。小学校トイレの利便性向上に向けた改修費を盛り込んだ教育費は12.2%増となった。農林水産業振興策として成果連動型地域産業活性化モデル事業なども実施する。

【2024年度当初予算案】

一般会計  171億9200万円(16.7%減)
特別会計   91億1100万円( 2.4%減)
企業会計   30億1500万円( 1.6%減)
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総額    293億1800万円(11.2%減)
※100万円未満切り捨て
※カッコ内は2023年度当初比

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