コカ・コーラ、第4四半期売上高が予想上回る 値上げ寄与

Ananya Mariam Rajesh

[13日 ロイター] - 米飲料大手コカ・コーラが13日に発表した第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。値上げと炭酸飲料に対する旺盛な需要が寄与した。

第4・四半期の販売数量は2%増加。平均販売価格は9%上昇した。ただ、値上げの恩恵が近く薄れるとの懸念を背景に2024年のオーガニックレベニュー(買収・売却や為替相場などの影響を除いた本源的売上高)の伸びは6─7%と、23年の12%から鈍化すると見込んだ。

コカ・コーラの株価は取引序盤で1%超上昇した。

24年の調整後利益の伸びは4─5%になると想定。市場予想は4.5%だった。

第4・四半期の営業利益率は21%と前年同期の20.5%から上昇。投入コストの緩和と値上げが寄与した。

純売上高は7.4%増の109億5000万ドル。市場予想は106億8000万ドルだった。調整後1株利益は0.49ドルで市場予想に一致した。

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