新湊商業開発が破産開始決定 地震影響、初の倒産

 東京商工リサーチ富山支店によると、射水市新湊地区のカモン新湊ショッピングセンター(SC)を運営する「新湊商業開発」(同市本町3丁目、宮林正仁郎社長)は13日までに、富山地裁高岡支部から破産開始決定を受けた。負債総額は約2億9千万円。同支店は能登半島地震の影響を受けた初の倒産としている。

 売上高はピーク時の2018年3月期に約6億5千万円を計上した。能登半島地震で来店客の減少に拍車が掛かった。

 同SCを所有する不動産管理会社「ワタヤホーム」(同)も事業を停止しており、破産の準備が進められている。負債総額は約1300万円。

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