「大っ嫌いだ!」「金儲けしか考えていない」メッシのSNSには中国ファンからの非礼な書き込みが殺到! 欠場騒動は激化の一途を辿る

中国ファンからのリオネル・メッシに対するバッシングはエスカレートするばかりだ。

事の発端は2月4日に香港で行なわれたインテル・マイアミと香港選抜のゲームだった。メッシは怪我を理由にこの試合を欠場したわけだが、チケットが高額だったこともあって香港および中国のファンがこれに激高。3日後に日本で開催されたヴィッセル神戸戦に30分間プレーした事実が火に油を注いだ。主催者側はチケットの半額払い戻しを発表したものの焼け石に水で、メッシやクラブから謝罪の言葉がない点も糾弾されるなど、中国全土で非難の声が上がる一大騒動へと発展した。

【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!

3月下旬に杭州と北京で開催が予定されていたアルゼンチン代表の試合試合(ナイジェリア戦とコートジボワール戦)も中国側から急きょキャンセルとなった。これには過去10年近くに渡って中国サッカー協会と提携関係を維持してきたアルゼンチン・サッカー協会も困惑し、国際Aマッチの強化試合をあらためて組み直す必要性に駆られている。

そんななか、東アジアツアーを終えたメッシはマイアミの自宅に戻り、家族との久々の再会を楽しんだ。その様子をSNS上で公開すると、好意的なコメントをかき消すかのように中国語による批判的な声が続々と書き込まれた。「恥を知れ!」「大っ嫌いだ」「金儲けしか考えていないのか」「早く謝罪しろ」「中国14億人を敵に回したな」「二度と香港にも中国にも来るな!」といった調子で、なかにはそうした非難を諫める書き込みもあるがごく少数だ。

中国ポータルサイト『新浪体育』によると、メッシが6月20日に開幕するコパ・アメリカ(アメリカ開催)に出場した場合、国営放送の中国中央電視台はアルゼンチン代表のゲームをいっさい放送しないことを決めたという。メッシはU-23アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ監督からオーバエイジ枠でのパリ五輪参戦も切望されているが、もしメッシが7月24日から始まる五輪サッカーの舞台に立っても、中国側は徹底排除に踏み切るのだろうか――。

なかなか収束の気配が見えない欠場騒動。メッシは嵐を耐え凌ぎ、過ぎ去るのを待つしかない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社