中国代表の次期監督は“イバンコビッチが本命”と現地報道!「希望する年俸は意外と安い」「ケイロスは8億円を要求していた」

中国代表の次期監督を巡る報道が過熱している。アジアカップ2023で中国はグループステージ敗退の憂き目に遭った。0勝2分け1敗という成績で得点ゼロに終わった事実が国内で激しく糾弾され、アレクサンデル・ヤンコビッチ監督の更迭はいまや既成事実として報じられている。

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中国サッカー協会はすでに著名な外国籍監督をリストアップ。代表チームを率いた経験があり、アジアサッカーでの指導歴もある人物にアプローチしているという。そんななか、スポーツポータルサイト『捜狐体育』は「ブランコ・イバンコビッチが最有力候補に浮上!」と伝えた。

クロアチア出身のイバンコビッチ氏は先のアジアカップでオマーン代表を率いたが、中国と同じく0勝2分け1敗でグループステージ敗退となり、成績不振を理由に契約を解除されたばかり。『捜狐体育』は「中国にとって本命はイラン代表などでの実績があるカルロス・ケイロスだったが、彼は月曜日にアルジェリアの代表監督に就任して可能性が潰えた」と説明し、「次善の候補だったイバンコビッチが第1候補に浮上したのだ」と続ける。

さらに「そもそもケイロスは年俸500万ユーロ(約8億円)を要求していた。中国協会にそれを払える財力はなく、予算は200万ユーロ(約3億2000万円)が限度だろう」と記し、「イバンコビッチの希望額は150万ユーロ(約2億4000万円)と意外に安い。交渉はとんとん拍子で進むかもしれない」と予測した。

しかし、イバンコビッチはアジアやアフリカの複数の協会から代表監督就任のオファーを受けているようだ。同メディアは「決して楽観視はできない。これからの10日間ほどが勝負だろう。イバンコビッチとヤンコビッチでは経験値がまるで違う。ワールドカップ出場を遂げるためにも、ぜひ招聘を実現させたいところだ」と期待を込めた。

ワールドカップ・アジア2次予選で中国は韓国、タイ、シンガポールと同組。2試合を終えて韓国にホームで敗れ、タイにアウェーで勝利して1勝1敗の成績だ。3月21日と26日にはシンガポールとの連戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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