【サッカー日本代表】伊東純也が女性側へ2億円訴訟!? 今後3つのシナリオとは

『ミヤネ屋』で両者の「告訴」について展望。あるいは“シナリオ3”の先に…。

カタール・アジアカップ開催中に報じられた『週刊新潮』の報道を受けて、サッカー日本代表MF伊東純也が性加害を訴えた女性二人を虚偽告訴罪で逆に告訴した問題について、日本テレビの『情報ライブ ミヤネ屋』が2月12日に特集を組んだ。伊東が所属先のスタッド・ランスで騒動後初めて実戦復帰しフル出場。その試合後に本人と話し合ったという代理人である担当弁護士が今後、女性陣に対し2億円以上の損害賠償を求める民事訴訟を行う考えなどを明かした。

女性二人は準強制性交等罪で伊東らを訴えたと週刊誌は報道。一方、伊東側は客観的な事実も証明できるとして、この告発について虚偽告訴罪であると女性陣を告訴。いずれも大阪府警にその告訴状が受理されたとされる。

そうしたなか番組内では、コメンテーターの弁護士が、今後の考えられる3つのシナリオについて解説した。

まずこうした両者が争う場合、それぞれが起訴されることはないという。

まず女性側の訴えが認められ、伊東が起訴されるケース。この場合は、女性側の訴えがどこまで事実認定されるかがカギを握り、ただし「ハードルは高い」と見る。客室に向かう映像など、客観的な証拠が必要とされる。

一方、伊東側の主張する虚偽告訴で女性二人が起訴されるケースは、「より難しい」そうだ。「虚偽告訴は、実際には“何もなかった”と証明しなければいけない。かつ、女性が勘違いではなく、こんなことはなかったけれど、わざとやってやろうという思いで告訴したと(証明する)、その二つの条件が必要になる」と説明。「かなりハードルは高い」と強調していた。

伊東サイドは記事に書かれている時間のそもそもの間違い、女性の服装も異なるという証拠の画像がある主張していると言う。しかし全ての時間帯について、それらを証明するのは難しいのではないかと見ていた。そもそものでっち上げであると証拠を含め明らかにしなければならないそうだ。

そして現段階で最も可能性が高いのが、いずれも不起訴になるパターンだ。番組に出演した弁護士は「一番可能性があるのではないか」と解説していた。

やはり密室で起きていることであり、もはや誰にも真実は分からない状況である。生命の危険やさらなる犯罪に巻き込まれる可能性の有無も重視されるため、こうしたもつれの刑事化は可能性が低いとされる。

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伊東側の代理人弁護士は今週中にも、女性二人に対し民事訴訟を起こす考えを示す。これについて、番組で解説した弁護士は「女性が虚偽を言っているという伊東選手側の弁護士の主張が正しいという前提ですが」としたうえで、「裁判での解決も考える一方、お互いに話し合って解決しましょうという示談にしたいのではないかと思います。(民事裁判になれば)とてもではないが短期間では決着しない。対立しているので1年では済まない。控訴もあり得る」と展望していた。

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