「143g」片手におさまる“超小型”距離計測器!軽量なのも嬉しい【記事ベスト3】

12月下旬に公開した記事で、アクセス数が多いギア記事ベスト3を紹介していきます。

まず紹介するのは、第3位の記事です。

第3位:純正より“カスタムシャフト”のほうがいい?シャフトの疑問を専門家が解説

クラブ選びもゴルフの楽しみのひとつ。でも、選んだクラブが合わなかったら楽しくないし、スコアもよくならない。1セット・14本、すべてのクラブを悩まず、絶対に後悔しない選び方をギアのご意見番たちが明答! そのクラブの見方や感じ方に、必ず「そうなの!?」と驚いたり「へ~」と感心するはずだ。

Q、純正シャフトよりカスタムシャフトのほうがいい?

三菱ケミカル TENSEI Pro Blue 1K((50S・中調子・54g),ピン ALTA J CB BLACK(S・中調子・5 4 g )

ピンの純正と三菱のテンセイの新作は、カタログスペックの表記は同じだが、似たタイプ?

A 純正=そのモデルの専用シャフト

そんなことありません。純正シャフトはそのモデルのメインターゲットに対してもっとも有効なものが装着されています。近ごろはカスタムの種類が豊富にありますが、まずは純正シャフトからテストしてほしい。それで足りないものや変化させたいことが明確にあれば、カスタムを選ぶという流れがオススメです(鹿又)

A フレックスも安易に比較してはいけない

純正は万人向けに作ってあり、カスタムはより個性的な味つけがしてあります。フレックスに関しては、純正とカスタムで同じ硬さを選ぶのは安易な選択。同じモデルのなかでのRやSR、Sの硬さやしなり方をチェックしましょう(石井)

Q、「共同開発モデル」ってベースのモデルと似た感じ?

キャロウェイ×フジクラ SPEEDER NX for Callaway,つるや×三菱ケミカル GOLDEN PRIX TR-01 TENSEI

A 似て非なるものだけど信頼感はある

違うといっていいと思います。狙いや思想は似ていますが、シャフトメーカーのアフターマーケット用のモデルのテクノロジーやノウハウを活かしつつ、そのヘッド用に新しく作ったシャフト。ベースとなったカスタムシャフトが合わなかったからダメ、という考えはもたなくていいです(鹿又)

シャフト選びを意識してみてください!

鹿又芳典

●かのまた・よしのり/小誌で20年近くギア企画を連載するクラブコーディネーター。大手メーカーから地クラブ系まで、年間1000本以上のクラブを試打している。

石井良介

●いしい・りょうすけ/PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファーだが、クラブへの斬新なコメントが好評を得ており、さまざまなメディアに出演する試打職人。

写真=相田克己、田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC

アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:シャフトの“調子”が違うと何が違うの…!? ギアの専門家が解説

クラブ選びもゴルフの楽しみのひとつ。でも、選んだクラブが合わなかったら楽しくないし、スコアもよくならない。1セット・14本、すべてのクラブを悩まず、絶対に後悔しない選び方をギアのご意見番たちが明答! そのクラブの見方や感じ方に、必ず「そうなの!?」と驚いたり「へ~」と感心するはずだ。

Q、トルクは気にしたほうがいい?

同じモデルでも2度近くの差が出る。「傾向としては、小さいとシャフトの動きが少なくなる。大きいとやわらかく、たわむモデルが多く、ミスに対する許容性が高くなります」(石井)

A ハイトルクのほうが補正能力は高い

ハイトルクは補正能力があります。たとえばトップでフェースが開いても閉じていても、ダウンスイングでは重心角なりのニュートラルな位置へと自然に戻ろうとするお助け機能を果たします。しかし、その動きがクラブをコントロールするうえで、邪魔、気持ち悪いと感じるのが上級者。ロートルクで「振った、動かした」なりを好む人もいます(今田)

Q、キックポイントによる違いとは?

重量、フレックス、そして気になるのは「調子」。ただ、モデルによって全然違うシャフトに感じることがあるのはなぜ?

A シャフト特性や挙動を知るための目安

キックポイントは、確固たる位置や数値化された定義がありません。先調子、元調子といってもそのモデルに対して決めたもの。同じ調子でもメーカーやモデルごとに異なります。そのため当然、しなり方も感じ方も変わってくる。これはフレックスもそう。長さと重量は数値どおりですよ(今田)

A

先調子は球がつかまりやすく、上がりやすい。手元調子は打球が低めに出て左に行きにくい傾向がある。ただし、スイングタイプによってシャフトにかかる負荷が変わるので、傾向なりのしなり方にならないこともあります(石井)

A 「先中調子だけど……3代目はさまざまな点で常識を覆す!」(鹿又)

フジクラは、スピーダーの誕生時から先調子で飛ばすシャフトに定評があります。NXシリーズにも待望の先調子系「NXブラック」が登場。このシャフト、いろいろな部分で常識を覆していますよね。まずは色。先調子系には珍しい黒。でもこれは精悍なイメージがもてて好印象でした。先が動くことでの長所は多々ありますが、それが短所となってタイミングを合わせるのが難しい、ミート率が上がらないという人もいます。

フジクラ スピーダー NX ブラック●モデル(フレックス)/40(R2、R、SR、S)、50(R、SR、S、X)、60(SR、S、X)、70(S、X)●長さ/46インチ●重さ・トルク/65.5g・3.8度(60・フレックスS)●先中調子●価格/4万4000円

しかし、「NX ブラック」は曲げ剛性やねじれ剛性の巧みなコントロールと変化でデメリットを解消。フェースをスクエアに戻して当てやすく、打球はつかまえながら高く上がってくれる。トレンドの高慣性モーメント、低スピンヘッドとの相性も抜群によく、ゴルファーのタイプを選ばないシャフトに仕上がっています。それがどれだけすごいか。先調子が苦手なはずの私が、今年、最高のボール初速と飛距離を叩き出したのが、このシャフトです! といえば納得していただけますかね?

フジクラのアイアン用の新作「トラヴィル」も、中元調子でありながら先調子のような高打ち出しが放てる画期的なシャフト。発売から5日間で1万本ものセールスを記録し、話題となっている

A 「中元調子だけど……補助的に先っぽさもあるいい塩梅」(石井)

グラファイトデザイン ツアーAD VF●モデル(フレックス)/VF-4(R2、R1、S)、VF-5(R2、R1、S、X)、VF-6(SR、S、X、TX)、VF-7(S、X、TX)●長さ/46インチ(1168mm)●重さ・トルク/65g・3.3度(6・フレックスS)●中元調子●価格/4万6200円 ※10月6日発売予定

ツアーADの元調子系は、シャフトが仕事をしてくれる印象があります。「VF」は加えて中から先調子っぽい動きもしてくれて、素直にしなり戻り、球のつかまりもいい。それはあくまでも先が走るタイプではなく「補助的な役割」なので、いい塩梅の絶妙な味つけですね。これまでツアーADの元調子系はヘッドスピードが速い人向け、と思って敬遠していた一般ゴルファーにも打ってほしいシャフトです。

「元調子進化系シャフト」といわれるように、これまでの元調子系とはひと味もふた味も違う。従来の元調子系のように方向性のよさを備えながら、ダウンスイングでの振り遅れやもたつきを抑え、シャープに振り抜ける。タメの強い切り返しでも挙動がなめらかなので、タイミングがとりやすいのもメリットのひとつ。ツアーではすでに使用中の選手もいて、中島啓太プロもテスト中だ。

クセのない振りやすさも魅力。プレーヤーのイメージどおりの動きをしてくれる操作性も高いので、狙った球筋で狙ったターゲットを正確にとらえられる

話題のシャフトを手に取ってみてください!

今田駿作
●いまだ・しゅんさく/超がつくゴルフマニアで、新旧クラブの知識が豊富。クラブ収集家としての一面もあり、自宅には1万本を超えるクラブと工房をもっている。

鹿又芳典

●かのまた・よしのり/小誌で20年近くギア企画を連載するクラブコーディネーター。大手メーカーから地クラブ系まで、年間1000本以上のクラブを試打している。

石井良介

●いしい・りょうすけ/PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファーだが、クラブへの斬新なコメントが好評を得ており、さまざまなメディアに出演する試打職人。

写真=相田克己、田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:片手におさまる“超小型”距離計測器!「143g」で軽量なのも嬉しい

距離計測器はただ残距離を測るだけでなく、コースマネジメントやクラブ選びをしやすくするなど、スコアアップのカギとなる使い方がたくさんある。今、人気・注目の距離計測器を一気に紹介!

手になじむグリップ感で使いやすさを重視

GOLF BUDDY aim QUANTUM●測定可能距離/2~800メートル●測定精度/±1ヤード●ファインダ一倍率/7倍●防水/IPX4生活防水●サイズ/長さ95×高さ47.3×幅36.5mm●重量/143g●オープン価格(編集部調べ3万3000円)

ゴルフシミュレーターのトップブランドGOLFZONのレーザー距離計では「キャディトーク」が知られているが、今季より別ブランド「GOLF BUDDY」シリーズが新たに加わった。最新レーザーの『カンタム』は、対物レンズとレーザー受信部が一体化したワンレンズを採用した超小型モデル。人体工学デザインに基づいて小さくても使いやすく、手になじむ安定したグリップ感が得られる。

操作は簡単かつスピーディ。測定ボタンの長押しで「ピンファインダーモード」が起動し瞬時に計測でき、「7倍ズーム」と「スーパークリアLCD」が曇天時も遠くのターゲットの捕捉が可能。小さくても頼りになる1台だ。

Pro's Impression

超小型でもブレずにしっかり当てられる

超小型なので手ブレを心配しましたが、想像以上に当てやすい。このレンズとグリップしやすい形状が、ブレにくく、当てやすいポイントでしょう。ターゲットをとらえたときの振動もはっきりしていて、計測スピードもかなり速い!ボタンやスイッチが最小限のシンプルさもいいですね。幅広いユーザーが使いやすいモデルです。

機能Point 超小型の専用ケース

アイボリー×カーキのツートンカラーが目をひく付属の専用レザーケース。ケース自体も超コンパクトでベルトにすっきりと装着できるのでスイングの妨げにならない。衝撃や紛失からも守ってくれる。

スコアアップPoint 簡単操作のスロープモード

前面レンズ下部のスイッチでスロープ(=傾斜)モードへの切り替えが簡単。スロープモードの状態は、左側面の外部LEDが2色(ONグリーン/OFFレッド)で点灯表示されるので、ひと目で確認できる

●商品の問い合わせ/GOLFZON Japan ☎0120-395-398(平日10:00~18:00)golfzonwave.com/ jp/golfbuddy/

テスター・解説

兼濱開人●かねはま・かいと/1990年生まれ、沖縄県出身。森守洋氏に師事し、クラブの原理原則をベースとしたレッスンを行なっている。今年の6月に東京・目黒にインドアスタジオ「学芸大ゴルフスタジオ」をオープンした。

写真=田中宏幸
協力=姉ヶ崎カントリー倶楽部

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