スポーツ少年団駅伝 男子は豊後高田陸上クラブが4年ぶりの優勝 【大分県】

第32回大分県スポーツ少年団駅伝交流大会は11日、大分市のレゾナックドーム大分と周辺コース(7区間、9.9km)で行われた。男子は45チームが参加し、豊後高田陸上クラブが4年ぶり4回目の優勝を飾った。また、陸上クラブ以外の最上位チームを表彰する交流大会特別賞は、滝尾ミニバスケットボールが選ばれた。

豊後高田陸上クラブが1区(1.5km)から独走した。「前だけ向いて走った」と岩本太陽(6年)がスタートから飛ばした。後続に21秒差つける4分36秒で駆け抜けた。2区の宮本真道(同)、4区の平田碧(5年)も区間賞の走りで差を広げた。三上忠明監督は「1区から力を発揮できた。全員が練習通りの走りをしてくれた」と選手をたたえた。

1区からトップを走り続けた

前走者がつくった貯金を守ることに全員が集中し、それぞれが決めた目標タイム更新を目指して、たすきをつないだ。終盤にじわりと接近されたが、慌てずに逃げ切った。キャプテンの宮本は「チームとして勝ち取った優勝。先行逃げ切りの得意の形を出せた」と胸を張る。

幼稚園から小学6年まで95人が在籍する豊後高田陸上クラブは、週2回の練習に励む。三上監督は「成長期の小学生年代は練習をし過ぎないように心がけている。物足りないくらいがちょうどいい」と、ほどよい負荷を与える練習メニューを考え、楽しむことに重きを置く。自主練習をする子どもに対しても、「ウオーミングアップで体を温めて、気持ちいいと思えるぐらいのペースで走ろう」とアドバイスする。今大会は「ベストを尽くそう」と送り出した三上監督。「優勝はうれしいが、一番良かったのは子どもたちが予想を超える走りを見せてくれたこと」と語った。

4年ぶり4回目の優勝の豊後高田陸上クラブ

(柚野真也)

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