冬にチョコレートが食べたくなるのはどうして? バレンタイン

みなさん、チョコレートはお好きですか?
甘くておいしいですよね。
バレンタインデーの時期になると、店頭にチョコレートが沢山並び、筆者もワクワクしています!
今日は、そんなチョコレートが冬に人気の理由をお話ししたいと思います。

チョコレート需要は冬に高まる

総務省統計局による家計調査によると、世帯ごとのチョコレートへの月別支出は、1か月平均額が500円前後なのに対し、2月が1400円ぐらいと、2倍以上になっています。また、夏(6~8月)頃に比べて、冬(12~2月)頃の支出の方が多くなっています。

なぜ冬にチョコレートへの支出が多くなるのか

①バレンタインデーなどのイベントの影響

冬は、クリスマスやバレンタインデー、ホワイトデーなどのイベントが続きます。店頭にもお菓子がたくさん並び、やはりチョコレートのニーズも高まります。

②冬はセロトニンの分泌量が減少することで、甘いものを食べたくなるため

冬に日光を浴びる時間が減少すると、セロトニンの分泌量が低下します。セロトニンとは、心のバランスを整える脳内物質のひとつで、自律神経を整えるものです。セロトニンの分泌量が不足すると、その原料となるトリプトファン(必須アミノ酸)を欲するようになります。甘いものを食べると、トリプトファンを脳内に入りやすくするため、セロトニン分泌量の不足時に身体がチョコレートなどの甘いものを求めるようになります。

③冬は気温が低く、チョコレートが溶けにくいから

チョコレートは種類にもよりますが、溶け始める温度が28度ぐらいです。夏だと常温で溶けやすくなってしまうため、寒い季節の方がチョコレートを買う人が増えます。また、口溶けのよいトリュフなど、通常のチョコレートよりも融点の低いお菓子が楽しめるのも、冬ならではの楽しみです。
チョコレートの溶ける温度や過去のバレンタインデーの天気は、こちらのコラムでお話しています!↓
「チョコの意味や溶ける温度は?バレンタインおすすめレシピも紹介!」

チョコレートのほかに、冬に需要が高まるもの

チョコレートのほかに、寒い季節に需要が高まるものとして、ホットチョコレートやココア、ホットワインなどがあります。温かい飲み物は身体が温まってホッとしますよね。

寒い季節が続いていますが、冬ならではの食べ物や飲み物を楽しんでみてはいかがでしょうか!

<参考資料>

・総務省統計局「チョコレートの季節」
https://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/29_2.pdf

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