今年の独成長率見通し、0.2%に大幅下方修正へ=関係者

Christian Kraemer

[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツ政府は来週公表するリポートで、今年の国内総生産(GDP)成長率見通しを従来の1.3%から0.2%に大幅下方修正する見通しだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者の話では、予想引き下げの要因は世界経済の成長下振れや、ドイツ憲法裁判所が政府の予算調整措置に意見判決を下し、予算に大穴が開いたこと。

2023年のGDP伸び率は、物価高や金利上昇、世界経済の弱さが響いてマイナス0.3%になった。

ドイツ産業連盟(BDI)が1月半ばに発表した今年の成長率見通しも0.3%にとどまっている。

こうした中でリントナー財務相は11日、連立政権がこの春に製造業の拠点というドイツの基盤を強化する政策案を明らかにすると述べた。

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