来る日も来る日も、小刀で、ボウリングのピンで、拳銃で、同じ復讐相手の命を奪い続ける!『ペナルティループ』予告編

『人数の街』が国内外で称賛を浴びた荒木伸二監督と、『街の上で』以来2度目の主演を果たす若葉竜也がタッグを組み、主人公が意図せずループに巻き込まれる従来のタイムループものとは違い、“主人公が復讐のループを自ら選択する”という過去に類を見ない設定で描いた『ペナルティループ』が、3月22日より公開される。このほど、予告編が披露された。

最愛の恋人である唯を素性不明の男・溝口に殺された岩森淳は大きな喪失感を抱えながら、自らの手で犯人に復讐することを決意。綿密な計画を立て、完璧に実行したはずだったが、岩森が翌朝目覚めると、周囲の様子は昨日のまま。確かに殺したはずの溝口も生きている。そう、時間が昨日に戻っているのだ。困惑しながらも復讐を繰り返す岩森だが、何度殺しても翌朝は来ず、その度に恋人の敵を討ち続けることになる。昨日殺した敵を、今日もまた殺す。自らが選んだはずの復讐のループは否応なく繰り返され、先の読めない展開が待ち受ける異色作。何度でも復讐できるプログラム=「ペナルティループ」の果てには何があるのか?

予告編は、岩森が毎朝目覚めると最愛の恋人・唯がいる、そんなささやかで幸せな生活が突然奪われるシーンから始まる。川で唯の遺体が見つかったのだ。唯を失い、大きな絶望と憎しみを抱いた岩森は犯人の男・溝口への復讐を決意し、何度でも復讐できるプログラム=“ペナルティループ”を利用する。来る日も来る日も小刀で、ボウリングのピンで、拳銃で溝口の命を奪い続ける岩森。しかし翌朝目が覚めると、「6月6日、月曜日。晴れ。」と時計からアナウンスが流れ、同じ朝を迎えてしまう。ゲームのように溝口への復讐を繰り返す日々に発狂する岩森。抜けたくても抜けることができない史上最悪のループに「もう終わりにしたいんですけど」と“ペナルティループ”の契約を解除しようとするが…。予告編はこれまでに見たことがない世界感と驚愕の展開に期待が高まる映像となっている。

岩森が溝口を殺めようとする瞬間、唯の遺体を前に取り乱す岩森、溝口の不敵な笑み、憂いを帯びた唯の笑顔、ジン・デヨン演じるタイムループの謎を握る作業着姿の男の含みのある表情、そしてその男と岩森が対峙する緊迫感溢れる場面写真など計12点も公開された。

『ペナルティループ』
2024年3年22日(金) 新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国公開
監督・脚本:荒木伸二
出演:若葉竜也 伊勢谷友介 山下リオ ジン・デヨン
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 「おはようございます。6月6日、月曜日。晴れ。今日の花はアイリス。花言葉は“希望”です」岩森淳が朝6時に目覚めると、時計からいつもの声が聞こえてくる。岩森は身支度をして家を出て、最愛の恋人・砂原唯を殺めた溝口登を殺害し、疲労困憊で眠りにつく。翌朝目覚めると周囲の様子は昨日のままで、溝口もなぜか生きている。そしてまた今日も、岩森は復讐を繰り返していく。

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