令和3年福島県沖地震から3年 被害甚大地域の復旧、道半ば

 福島県沖を震源とし、同県相馬市などで最大震度6強を観測した2021(令和3)年2月の地震から13日で3年となった。2022年3月にも最大震度6強を観測する地震が発生しており、被害が大きかった地域の復旧・復興は今も道半ばとなっている。

 福島県のまとめでは、2021年の地震で、県内では震災関連死を含めて2人が死亡し、100人が重軽傷を負った。全壊、半壊、一部損壊を合わせ、約2万3500棟の住宅が被害を受けたほか、住宅以外で被害を受けた建物も公共施設を合わせると約2200棟に上る。

 このうち、郡山市の国指定重要文化財・安積歴史博物館(旧県尋常中学校本館)は2度の地震で被災した。今年1月、修復・耐震工事が始まった。2026(令和8)年度末まで休館となる見込み。

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