共産、立民・山田氏を自主支援 衆院長崎3区補選 県委員長には原口氏就任

原口敏彦氏

 共産党長崎県委員会は13日、山下満昭委員長(71)が退き、後任に原口敏彦書記長(62)が就いたと発表した。長崎市内で会見した原口氏は、衆院長崎3区補欠選挙(4月16日告示、同28日投開票)に独自候補を擁立せず、立憲民主党の山田勝彦氏=比例九州=を自主的に支援する方針を示した。
 山田氏が補選出馬を表明したのを受け、常任委員会で自主支援を決定。原口氏らが山田氏と意見交換し意向を伝えた。政策協定は結ばなかった。原口氏は会見で「新しい野党共闘の再構築につながれば」と述べた。
 12日に諫早市で開いた県党会議には、元農相で山田氏の父正彦氏が来賓で出席。「自民党政権を終わらせるという形で一緒にできたら良い。一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。
 同日の県委員会総会で新三役を決定。委員長交代は20年ぶりとなった。堀江ひとみ副委員長(64)=長崎市区選出県議=は再任。新書記長には石川悟北部地区委員長(71)が就任した。任期はいずれも1年。

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