立民・山田氏が出馬会見 衆院長崎3区補選 泉代表も同席、連合は推薦決定

立憲民主党の泉代表(左)も出席した山田氏の出馬会見=大村市水主町1丁目、長崎インターナショナルホテル

 衆院長崎3区補欠選挙(4月16日告示、同28日投開票)に立候補を予定する立憲民主党の山田勝彦衆院議員(44)=比例九州=は12日、大村市内で出馬会見を開いた。同党の泉健太代表も同席し「勝利に向けて全力を尽くしたい」と述べた。
 山田氏は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で谷川弥一氏が議員辞職したことに伴う補選であることを踏まえ、「長崎で勝利することでこの国の政治を変えられる。裏金議員を許さない選挙にしなければならない」と語った。
 泉代表は「金権政治を長崎から変える」と主張。報道陣から補選の争点について問われ「古い政治との決別。補選で勝利するか否かで今後の政治改革に大きな影響を与える」と話した。山田氏と泉代表は同日、大村市中心部の街頭で集会を開いた。
 連合長崎は13日、長崎市内で執行委員会を開き、山田氏の推薦を正式決定。県内の労働団体や野党県連でつくる選挙協力の枠組み、7団体懇話会(7者懇)は山田氏の勝利に向け協力することを確認している。
 補選を巡っては、日本維新の会から平戸市の学習塾経営、井上翔一朗氏(40)が立候補を予定。自民党は候補者擁立の可否を検討している。

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